文在寅新政権は「イケメン」だらけ〜韓国人はルックス重視?

秘書もボディーガードも無駄にカッコイイ
金 香清 プロフィール

「当たり前のこと」が評価されている

19日、文在寅は記者会見を開き、新しく指名する憲法裁判所の所長を発表した。発表が終わり、記者たちに対して「何か質問はありますか」と発言すると、記者席から「わぁ……」というため息がもれたという。

文在寅は就任直後から自ら記者の前に立ち、人事を発表してきた。これは歴代大統領を見ても異例のことだ。特に朴槿恵政権で大統領が記者の質問に答えるということは、到底、考えられないことだった。

それだけではない。文在寅は青瓦台の一般職員が使う食堂でスタッフらと交流し、青瓦台内を見学にきた小学生を見るや車から降りて対話をするなど、青瓦台の公邸内にひきこもっていた朴槿恵とは対照的な姿を見せている。

朴槿恵前韓国大統領の朴槿恵氏 Photo by GettyImages

密室政治だった朴槿恵政権とは正反対のオープンなスタイルも評価されている。5月に入って北朝鮮がミサイルを撃った際には、いつ報告を受け対策会議を開いたのかなど、青瓦台の対応を分刻みで公開した。

報告は電話や書面、フィードバックも書面で済ませた朴槿恵と異なり、国政は常に討論を重ねて決めるとし、会議の場面にテレビカメラを入れることもしている。

前出の追悼式の演壇で文在寅はこのように発言している。

「(国民から高く評価されているのは)私が特別なことをしたからではありません。正常な国を作ろうという努力、正常な大統領になろうという心づもりが、あたかも特別なことのようになっています。正常のための努力が特別なことになるほど、私たちの社会が長い間、深刻な非正常な状態にあったということです」

確かに文在寅の言動は冷静に見れば、「当たり前」のことが多い。文在寅は「国民と対話し、意思疎通できる政権」「透明性のある開かれた政権」を目指すとしているが、当たり前と言えば当たり前の話だ。

「非正常だった朴槿恵政権」と対比して、文政権が当然のことをしている新鮮さが注目されているとも言えるが、ここには韓国の社会・政治の歴史が絡んでいる。