東芝が倒産する日~「日本経済史上最大級の惨事」はいつ起こるのか

カウントダウンが始まった
大西 康之 プロフィール

計画通り今年度中に東芝が東芝メモリを売却し、債務超過解消のための資金を手にする可能性はそれほど高くない。資金調達に失敗すれば、待つのは法的整理である。

滝壺に落ちるとき、最後まで流れに抗って後ろ向きに落ちると、後頭部を岩に打ち付けて命を失う。

前を向いて自ら滝壺に飛び込んだほうが、早く浮かび上がって助かる確率は高くなる。

今東芝が置かれているのは、そんな状況だ。

最も怖いのは、東芝が手形の不渡りなど不測の要因で偶発的に倒産するシナリオだ。取引先や株主、債権者、従業員に甚大な被害を及ぼす。

東芝メモリが首尾よく売れれば問題はないが、そこにリスクがある以上、プランBを準備しておくのも経営陣の責任である。