撮影:立木義浩
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外科医の新婚旅行はシングルモルトの蒸留所巡りだった

タリスカー・ゴールデンアワー第2回(前編)

提供:MHD

今月のゲスト松木崇さんは、3月に創刊されたウイスキー専門誌『Whisky Galore』のテイスターでもあるが、本職は首から上の頭頸部外科の専門医である。

そして、松木ドクターは忙しいなか、よく伊勢丹「サロン・ド・シマジ」のバーに飲みにきてくれている、私のお得意様でもある。

これまで6年間、国際医療福祉大学三田病院の頭頸部腫瘍センターに勤務していたが、この4月に、古巣の北里大学医学部 耳鼻咽喉科・頭頸部外科に助教として復帰したばかりである。

引っ越しのとき、自宅の一室を占領する1000本近いシングルモルトのボトルを梱包する作業は、想像以上に大変だったそうだ。わたしも経験があるが、膨大な書籍とお酒のボトルは、引っ越し屋さんにもあまりいい顔をされない。

(構成:島地勝彦、撮影:立木義浩)

* * *

シマジ: 松木先生は何年生まれですか?

松木: 1980年生まれです。今年で36歳になりました。

シマジ: 若いっ! わたしは今年で76歳ですから、松木ドクターとは40歳もちがうんだ。タッチャンは80歳だから、44歳もちがうんだね。

立木: おい、おれはまだ79歳だぞ。勝手に年を取らせないでくれ。

松木: でもおふたりともそんなお年にはみえませんね。まだまだ色気があります。

シマジ: ボブは何歳になったの?

ボブ: 松木ドクターとは2歳ちがいで38歳です。もう少しで39歳になります。日本での生活が長いので、気がついたら千葉の普通のオッサンになっていました。

ヒノ: ぼくはさらに2歳ちがいで40歳ですから、紛れもないオッサンです。

立木: 男は歳のことなんかいちいち気にしないものだよ。

ボブ: ではいつものようにタリスカースパイシーハイボールをお作りしましょう。

シマジ: お願いします。今日はテイスティンググラスではありませんが、ボブ式のポーズではじめましょう。

ボブ: いいアイデアですね。ではグラスを持った手を前に伸ばして、顔を時計の2時の方向に傾けてください。と同時に右手に持ったグラスを10時の方向に傾けてください。ではみなさん、ご一緒に、スランジバー!

一同: スランジバー!

立木: そのまま動かないでこっちをみてくれる。そう。はい、OK。

シマジ: ところで、松木先生はどういうきっかけでウイスキーにどっぷりハマっていったんですか?

松木: ウイスキーを飲みはじめたのは、大学生のときでした。それまではウイスキーに対してはあまりいいイメージを持っていなかったんですが、先輩にバランタイン17年を飲ませてもらったとき、こんなに美味しい酒があるのか、と思ったのが最初です。あ、すみません、バランタインはボブさんが担当されている商品ではなかったですね。

シマジ: いいんです。個人的な体験の話をしているんですから。で、それをきっかけに、いろんなウイスキーを飲んでいったわけですね。

松木: はい。それで俄然ウイスキーに興味が湧いてきまして、バーでバーテンダーのアルバイトをしていました。

シマジ: それは凄いですね。医学生は学業だけでも大変でしょう。なのに余裕でバーマンの仕事をしていたんですか?

松木: あまり大きな声では言えないですけど、学業はほどほどに、なんとかこなしていました。いちおう奨学金をもらっていたのですが、お金に余裕がなかったこともありまして、夜の仕事のほうが給料がいいということで、バーでアルバイトをしていたんです。

そのバーテンダーの仕事をしているときに、当然といえば当然ですが、いろんなお酒を飲む機会に恵まれました。シングルモルトの世界にハマりだしたのはそのころです。

シマジ: 目の前にいっぱいボトルが並んでいるんだもの、それは探求したくなりますよね。ところで、松木先生はタリスカー蒸留所のあるスカイ島には行かれたことがありますか?

松木: それが、まだないんです。いずれ行きたいとは思っているんですが。

海が育んだシングルモルト スコッチウイスキー
タリスカー 10年(TALISKER 10 YEARS)

スカイ島が誇る、金色の蒸留酒。ピートと海潮の力強い香りとスモーキーな甘さを持ち合わせた、まさに男性的なモルトです。爆発的かつ複雑な香味の特徴が人々を惹きつけてやみません。