韓国新大統領・文在寅(ムン・ジェイン)に相次ぐスキャンダル

怪しい息子の不正採用疑惑
崔 碩栄 プロフィール

2強1中2弱

実際、今年4月12日に行われた再・補欠選挙の結果を見ると、洪候補の所属する自由韓国党への支持率は現在1桁(8%)に過ぎないにも関わらず、支持率2桁の共に民主党(40%)、国民の党(22%)を抑え、最多議席を確保した(本選挙における当選者の内訳は、自由韓国党12名、共に民主党7名、国民の党4名、その他7名)。

これは少なくとも一定の「隠れ保守」が実在するということを示している。ただし、それが米国のような大きな変数として影響力を持つかは未知数である。

 

現在は2強(文、安)、1中(洪)、2弱(劉、沈)の構図だが、2弱の2人の候補の動きにも注目が必要だ。実は5候補の中で洞察力、弁論能力において誰よりも高い評価を受けているのがこの2人だからだ。TV討論でも鋭い質問や解説で2強、1中に何度も冷や汗をかかせているのがこの2人だ。

もっとも、大統領選挙は個人の実力のみではどうにもならない。知名度や、政党の力といった面で他の3人に比べ圧倒的に弱いのだ。彼ら自身とすれば今回の選挙は、知名度を上げるための踏み台程度に考えているのかもしれない。

しかし、彼らが選挙戦終盤になって、特定候補を支援して辞退するとすれば、彼らのもつ票が接戦の大統領選挙に与える影響は大きいだろう。

文在寅、安哲秀、洪準杓、沈相奵、劉承旼テレビ討論会の様子 photo by gettyimages

支持率40%前後で伸び悩んでいる文在寅、猛追撃中だが文在寅まではもう一歩届かない安哲秀、最近10.2%(4月21日 東亜日報発表)まで支持率を伸ばし隠れ保守の反撃を期待する洪準杓。

彼らのうちの誰が大統領の椅子に座るのか。文候補の勝利を阻止するために安候補支持に回るか、妥協せずに低支持率の保守候補を押し続ける「賭け」に出るか、「保守層の選択」に注目したい。

「反日モンスター」を制御不能にまで大きくしてしまったものは何か?その支配の構造とは!?正真正銘の韓国人ノンフィクション作家が書く、「行き過ぎた反日」により理性を失った祖国の姿。