〔PHOTO〕立木義浩
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シングルモルトの師匠は、テリアの鼻と鷹の目を持つ

タリスカー・ゴールデンアワー第1回(前編)

提供:MHD

新連載「タリスカー・ゴールデンアワー」の劈頭を飾るゲストは、名著『モルトウイスキー・コンパニオン』(マイケル・ジャクソン著 小学館刊)の翻訳者の1人、山岡秀雄さんである。山岡さんは翻訳者であり、歴とした小学館の社員でもある。

わたしはいつも、愛情を込めて、年下の男たちを呼び捨てにしているのだが、山岡秀雄さんだけは例外だ。敬意を表して「ヤマオカさん」と呼んでいる。なぜなら、山岡さんは、わたしのウイスキーの師匠だからだ。

師匠はモルトウイスキー界の泰斗である。アイラ島で開催されるブラインド・テイスティング・コンテストで4年続けて優勝したこともある。モルトウイスキー評論の巨星、故マイケル・ジャクソンをして「ヤマオカはテリアの鼻と鷹の目を持つ」と言わしめた傑物なのだ。

座談会の面々は、モエヘネシーディアジオ社(MHD)のシングルモルトアンバサダー、ローバート・ストックウェル氏(通称ボブ)、講談社からは「現代ビジネス」のヒノ、それに初回ということで、セオ部長も参加してくれた。写真はもちろん巨匠・立木義浩さんである。

場所はMHDのオフィス内にあるバー。タリスカー10年のスパイシーハイボールを飲みながら、座談会は豪華にはじまった――。

(構成:島地勝彦、撮影:立木義浩)

* * *

シマジ: タッチャン、このバーは文句のつけようがないほど広くていいでしょう。

立木: たしかにシマジの部屋から比べると10倍くらい広いね。おお、セオもいるじゃないの。

セオ: お久しぶりです。これから始まる連載の第1回目なので、敬意を表して馳せ参じました。

立木:  いい心がけだ。おれより先にきているのがなおよろしい。これからも、たまには顔を出したほうがいいぞ。シマジの暴走を止められるのはお前くらいしかいないんだからな。

シマジ: タッチャン、こちらが今回のゲストの山岡秀雄さんです。山岡さんはわたしのモルトウイスキーの師匠でもあるんですよ。

山岡: 今日はよろしくお願いします。

立木: よろしくね。

シマジ: そして、こちらがボブ。わたしのアシスタントをしたいと志願してきたんです。ボブはMHDのシングルモルトアンバサダーなんですよ。

ボブ: よろしくお願いします。

立木: よろしく。ボブはシマジより偉いんじゃないの。むしろシマジがアシスタントをしたらいいじゃない。

ボブ: いえいえ、滅相もない。シマジ先生のほうが100倍有名ですから。それに伊勢丹のサロン・ド・シマジでは、「タリスカー10年」の売上に多大なる貢献をいただいておりますから。週末だけしかバーマンをやっていないというのに、すべてはシマジ先生の魅力の賜物です。

シマジ: ボブ、「先生」はやめてください。死んだ親父が学校の先生だったので、「シマジ先生」といわれると、どうも親父を思い出すんです。

立木: お、ヒノもいるじゃないか。

ヒノ: シマジさんからどうしても担当してくれといわれまして、また立木先生にお世話になることになりました。今後の日程調整等は、すべてぼくがやりますのでよろしくお願いします。

立木: ぜひともそうしてくれ。シマジが出しゃばるとろくなことがない。こいつとは40年以上の付き合いになるが、いままで大変な思いをさせられたからな。

シマジ: まあ、まあ、タッチャン、昔の話は水に流して、さっそくはじめましょう。

海が育んだシングルモルト スコッチウイスキー
タリスカー 10年(TALISKER 10 YEARS)

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