「ゲス不倫」の裏で、既婚男性×独身女性カップルが急増中?

結婚したくないけど恋愛したい女たち
亀山 早苗 プロフィール

若い女性に頼られて……

若い女性と不倫関係に陥る男性も、もちろん少なからずいる。ただ、これは期間限定と考えたほうがよさそうだ。

シンジさん(41歳)は5歳年上の女性と結婚して10年たつ。ひとり息子は8歳になった。やんちゃでもいいから元気に育ってほしいと考えるシンジさんと、息子にべったりで勉強ばかりさせようとする妻との間では言い争いが絶えない。

そんなとき、会社に来た派遣の女性と恋に落ちてしまった。家庭から逃げたいと思っていた彼にとって、25歳の若い女性は新鮮で興味深かった。

photo by iStock

「頼ってきたり甘えてくれたり、それがうれしかったんですよね。年上の妻はいつも上から目線だし甘えてくることもなかったから。彼女にごちそうしたりプレゼントしたり、けっこうお金も使いました。彼女の笑顔が見たかったんです」

セックスも楽しかった。若い肌は彼に奮い立つような勇気を与えてくれたという。彼は久しぶりに心が浮き立つ日々を送っていた。だが半年ほどたったころ、彼女の派遣期間が満了、契約は続行されないこととなった。

「今度は会社の外で会えると思っていたんです。でも彼女は、『もう会えない』と泣きながら言いました。問い詰めても理由を言わない。カッとなって手を上げそうになったんですが、彼女はきっと僕を睨んで、『だったら離婚して、私と結婚してください』って。それを言われるとどうにもなりません。身を引くしかないんですよね」

その半年後、彼女が結婚したという報せを共通の知人から聞いた。学生時代からつきあっていた相手だという。彼女は見事にふたまたをかけていたのだ。

「金づるというほど金持ちではなかったけど、同世代の恋人よりは僕のほうが少しだけリッチだったのかもしれません。僕は本気だったけど、彼女にとってはただの遊び相手、甘えれば得をする相手だったんでしょうね」

社内預金を取り崩して彼女にプレゼントをしたこともある。虚しさだけが残ったが、既婚男性が若い独身女性とつきあうなら、その程度のことは覚悟する必要があるのだろう。

 

独身女性は、常に既婚男性と誰かを天秤にかけながらつきあっているはずだ。キープしている独身の恋人はいないとしても、恋人に昇格しそうな男友だちのひとりくらいいておかしくはない。

既婚男性にしてみれば、のめり込まれて離婚しろと言われても困る、だが自分だけを見ていてほしいと思うのだろうが、それは甘すぎる。相手の人生はこれからなのだから。

若い女性にとって、不倫はコスパが悪すぎる。実際、女性たちもそう話していた。だから既婚男性と独身女性の組み合わせは減少したのだ。

だが、いくらか景気がよくなり、女性たちにとって「つきあうメリット」が認められるようになったせいか、最近、既婚男性と若い女性の組み合わせも増えつつある。それでも、この関係は長続きしないと早めに悟る必要があるだろう。

50代後半になってから20代の若い独身女性にのめり込み、離婚されたあげく、彼女にも逃げられた男性がいる。結婚生活が長かった分、慰謝料も相当払わされたようだ。若い女性と恋をするなら、痛手を受けないうちに切り上げられる精神的強さがなければ、残りの人生を棒に振る危険性さえあるのだ。不倫の怖さはそこにある。

編集部からのお知らせ!

関連記事