ホントに捕まる軽犯罪一覧〜松本伊代と早見優は他人事じゃない!?

立ちション、行列割り込み、メール覗き…
週刊現代 プロフィール

買い物の現場では、お釣りにまつわるこんな犯罪もある。

「店員がお釣りを間違えて渡してしまった場合、それを誤魔化して持ち帰ってしまうと、詐欺の罪に問われます。奈良県のコンビニで、1万3000円の会計に1万5000円を支払った消防士の男性が約4万6000円をお釣りとして受け取り、申告しなかったために逮捕されました」(谷原氏)

気づかぬうちに窃盗に手を染めてしまう可能性もある。弁護士法人・響の徳原聖雨弁護士が言う。

 

「スーパーには、生鮮食品を購入した客のために持ち帰り用の氷が置いてありますが、これを大量に持ち帰ると窃盗となりえます。以前、14kgの氷をポリ袋に入れて持ち帰ろうとした男性が逮捕されています」

スーパーやコンビニに置いてある、無料の輪ゴムや箸、ビニール袋などを出来心で大量に持ち帰るのも、同様に犯罪。

そのほかにも、注意すべき「持ち帰り」がある。

「ホテルにあるタオルやナイトガウンなどの備品を持ち帰っている人がいるかもしれませんが、厳密には窃盗です。愛媛県のホテルの客室からガウンやバスタオル、小物入れなど9点(2万2700円相当)を持って帰った女性が逮捕された例があります」(谷原氏)

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近年、日常生活で「やってしまいがち」になっているのが電気窃盗だろう。携帯電話やスマホ、ノートパソコンを、駅や店舗などで断りなく充電する行為だ。

出張で名古屋駅に来ていた会社員の男性がメールを送ろうとしたところパソコンの充電が少ないことに気付き、公衆電話の足元にあった清掃用コンセントから充電した。そこに鉄道警察が通りかかり、摘発。男性は書類送検された。

では、落ちているものを拾って持ち帰るのは犯罪か。これも遺失物横領罪で捕まることがある。コンビニの駐車場で財布を拾って、一部をネコババ。しかし財布を拾う様子が防犯カメラに映っており、警察に取り調べを受け、罰金を支払ったというケースもある。

さらに、男女関係にトラブルはつきものだが、昨今、家庭内暴力(DV)についての女性の相談から、逮捕に至るケースが非常に多いという。前出の警察関係者が言う。

「昨年、東京・小金井でシンガーソングライター志望の女子大生が刺された事件などを受け、男女関係のトラブルに関して警察が動くハードルは非常に低くなっています」

こうした流れの中、いまや夫婦喧嘩ですら「逮捕」に繋がりかねない。前出の徳原氏が言う。

「私が担当したケースですが、口喧嘩で興奮した旦那さんが、右足で奥さんの足を一回蹴ってしまった。それほど強くなかったそうですが、それまでの喧嘩で旦那さんがほとんど手を上げたことがなかったこともあって、奥さんが激怒。警察に通報したところ、旦那さんは暴行の容疑で逮捕され、2日間勾留される事態になりました」

ほかに男女間でやってしまいがちなのが、「メールの盗み見」だが、これも犯罪になりうる。谷原氏が言う。

「他人のメールを『見る』だけでは罪には問われませんが、そのIDとパスワードを使ってサーバーにアクセスすると、不正アクセス禁止法違反になる。離婚調停中、離婚を有利に進めるために妻のメールにアクセスしていた男性が逮捕されたケースもあります」

ほかにも上の表に示した通り、様々な行為に逮捕のリスクがある。「法律の落とし穴」は、生活のいたるところに口を開けているのだ。