正直、安倍一強にはもう飽きた…小池百合子という「新たな選択肢」

うねる国民の声、政界の空気は一変!?
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もちろん氏を含め、石破派の議員は現在「石破茂を総理に」でまとまっている。派閥である以上、それは当然だろう。

だが都議選を機に、国民の間にも、そして永田町でも、若狭氏が言うような圧倒的なうねりが生まれた場合は、話が別だ。こう語る別の議員もいる。

「石破さんは、早ければ来年にもポスト安倍を狙うと言いますが、安倍総理が石破さんへ平和的に次を譲るなんてあり得ない。必然的に戦争になります。

その時、果たして『石破総理』で勝てるのか。『小池総理』を求める声のほうが大きいと分かったら、石破さんはあの性格です。小池さんより4つ年下ですし、一度引く可能性も十分ある」

 

石破氏としても、下手をすると政治生命を使い果たしかねない安倍総理との全面対決よりも、小池総理からの禅譲というシナリオのほうが得だと考えるかもしれない。

キャラクターが対照的なだけに、「小池総理・石破官房長官」となれば意外と座りもよさそうだ。

他を圧する人気の小池氏を中心に、二階氏、石破氏が手を結んで新たな勢力を作る――それはまさしく「政界再編」のゴングが鳴ることを意味する。長きにわたる安倍一強の時代が終わりを告げるのである。

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公明党も維新もひれ伏す

安倍総理は現在、トランプ大統領という「外患」、そして小池新党結成という「内憂」の挟み撃ちに遭っている。懸案だった早期の解散総選挙は、かなり難しい情勢となった。

かといって、あまり先延ばしにすれば来年9月の総裁任期切れが迫ってくる。次期総選挙での3度目の圧勝、夢にまで見た「2021年までの史上最長期政権」に、黄信号が灯っているのだ。

「安倍総理が最近、『もう今年は選挙はしません』と、早期解散を促す麻生(太郎財務相)さんに伝えたという話もあります。しかし、待てば待つほど小池新党は存在感を増していく。解散のタイミングは、今年の年末から来年春あたりしかなくなってきます。

しかも都議選を期に、小池さんは自民党を離党するでしょう。今年の夏以降、政界は『安倍につくか、小池につくか』で二分されることになる。ここで株価急落や対トランプ政策の失敗といったミスがあれば、国民の心はあっという間に安倍政権から離れて小池さんにつく」(冒頭の自民党議員)

自民党内に「ポスト安倍」の人材が払底している今、安倍vs.小池の構図が確立すれば、国民にとってはこれほど面白いカードはない。そして今のところ、風は確実に小池氏に吹いている。

先の議員が言うように、もし小池新党が夏の都議選の勢いそのままに国政に進出し、秋以降の衆院解散・総選挙になだれこめば、少なくとも東京では現在の「自民党一強」は完全に打ち崩される。しかも、東京は与野党問わず有名議員が多い。

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