今夜から使える「最新快眠グッズ」と快眠を手に入れる「10のワザ」

睡眠薬には絶対に手を出してはいけない!
週刊現代 プロフィール

「首」を温める

⑨靴下を履きっぱなしで寝てはいけない

夜中に頻繁にトイレに起きる原因の一つが「冷え」だ。そのため靴下を履いて寝る人がいるが、これはやめたほうがいい。

「締め付けの強い靴下は血流を悪くし、さらに冷えを促進します。寝るときは、手足から放熱しながら深部体温を下げていくので、手足が冷たいと熱が体の内側にこもってしまい、なかなか眠れなくなるのです。

冷えの対処法としては古典的ですが腹巻が一番。もし靴下を履くとしても、途中で脱げるくらい、ゆるゆるのソックスを履きましょう」(三橋氏)

寝る前だけ湯たんぽで足を温めるのも効果的だ。電気毛布などを使う場合は、睡眠中に切れるようにタイマーをセットしておくことを忘れずに。

 

⑩寝ている最中は、首を温めることが重要

順天堂大学医学部附属順天堂医院総合診療科の小林弘幸教授が語る。

「よい睡眠を得るためには、リラックスした時に優位になる副交感神経を高めることが大切ですが、歳を重ねると副交感神経の働きは下がっていきます。そのカギを握るのが『首』です。

首は脳と体を結ぶ陸橋のような存在であり、自律神経のセンサーが備わっています。睡眠中に首を温め、血流を良くすることで副交感神経が上がり、よい睡眠を促すのです」

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そのためのグッズとして今注目を集めているのが「首ウォーマー」だ。

「首ウォーマーは、もともと医療用商品で使われていた人間の血流をよくする素材『ナノ化プラチナ』に、数種類の鉱物をブレンドした特殊な布地(PHT)で作られています。この素材から放出される微弱電磁波には、人間の神経に作用して、副交感神経を優位にする効果が実証されている。

使い方は簡単で、ただ首に巻いて寝るだけです。それだけで深い睡眠を促し、肩こりや疲れを解消する。締め付けがゆるいので寝ている間に首が苦しくなることもないし、何回洗濯をしても半永久的に効果を保ちます」(小林氏)

いくら眠れないからといって、安易に睡眠薬に頼るのは望ましくない。

前出の菅原氏が語る。

「睡眠薬を服用すると入眠までの時間が短くなりますが、深い睡眠は増えず、むしろ減っていきます。決して自然な眠りを生み出しているわけではないのです。また途中で目が覚める『中途覚醒』で悩んでいる方が、夜中に目覚めた時に服用することもありますが、薬では睡眠の根本的な悩みを解決するまでには至りません」

'16年にはデパスを含むエチゾラム系の睡眠薬が「第三種向精神薬」に指定された。この指定を受けると、投与期間の上限が30日になり、取り扱いがより厳しく規制されるようになる。つまり厚労省がこの薬の危険性を認めているのだ。

「とはいえ、現在睡眠薬を飲んでいる人が、急に断薬するとより不眠が悪化します。一気に量を減らすのではなく、錠剤を半分に割るなどして少しずつ減らしてください。生体リズムを整えながら、1ヵ月から2ヵ月をかけて減薬することで、自然と睡眠薬に頼らなくても眠れるようになります」(菅原氏)

安眠グッズの研究は日進月歩で進んでいる。その他にも、編集部が厳選した快眠のためのグッズを上の表に記載した。このように薬に頼らなくとも「良質な睡眠」をとる方法はいくつもある。まずは一つずつ試して、自分に合う最良の睡眠法を探してほしい。

「週刊現代」2017年2月18日号より