僕らの心を鷲掴みにしたプロ野球「珍・外国人選手」ベスト10

シピン、アニマル、クロマティ…
週刊現代 プロフィール

踊るホームラン王ウィンタース

佐藤 それとブーマーは試合前はコーヒーなどの飲み物ばっかりで、ほとんど食べないんです。だから、しょっちゅう貧血になる。

福井 僕らも実況前は食べませんでした。血が胃に行くと集中力が落ちるという認識があったので。

佐藤 でも、そのせいで「ブーマーが貧血だから先発で出ろ」なんて急に代わりに出ることがありましたよ。ロッテでプレーしたフリオ・フランコも一日7回~8回にわけて少しずつ食べていた。

福井 フランコはバットのヘッドをピッチャーに向けた独特の構えでしたけど、そういう選手も減りました。

佐藤 巨人で人気者になったウォーレン・クロマティとかね。腰を大きく引いた構えからよく打ちましたよね。打った後、一塁を回る前にやっていた、拳を前に突き出すポーズ。格好よかったなあ。

 

福井 あれは日本人では様になりません。

佐藤 乱闘で中日の宮下昌己にもやっちゃいましたけどね(笑)。

福井 ファンを巻き込んで行っていた、バンザイパフォーマンスもすごかった。ファンと一緒に野球をやっていましたよ。

佐藤 楽しませたという意味では日本ハムのマット・ウィンタースでしょう。チアガールのコスチュームを着て一緒に踊ったり、ユニフォームの上下を逆に着て逆立ちのフリをして踊ったりしていました。

福井 本業のバットでも5年間で160本塁打とちゃんと打っている。「踊るホームラン王」なんて言われていました。

佐藤 パはお客さんが少ない時代で球場はいつもスカスカ。なんとか盛り上げようとしてくれていたんでしょう。

福井 プレーで活躍することが前提ですけど、それ以外にも楽しませてくれる外国人選手をこれからも見たいですよね。

週刊現代』2017年2月4日号より