歯はみがくな、髪は洗うな…「逆さま健康法」で元気に100歳だ!

巷に流布する健康情報にダマされるな
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風呂は週に一回

髪をシャンプーで洗ってはいけないのと同じ理由で、せっけんやボディソープを使って、皮膚を洗い過ぎるのは問題だ。前出の宇津木氏が語る。

「よく高齢者の方から、身体がかゆくてしかたがないと相談を受けます。老人性乾皮症です。

皮膚は自らうるおい成分を作り出しており、これを自家保湿因子と呼びます。加齢とともに、この因子は減少してくるので、肌が乾燥しがちになる。にもかかわらず、せっけんやボディソープをたっぷりつけて、タオルでゴシゴシこすると、ますます乾燥するのです」

 

風呂やシャワーの温度に気をつけることも大切。また長風呂をすると皮膚が柔らかくなりすぎて、皮脂も取れてしまう。

「湯の温度が38度以上になると肌は乾燥します。なるべく水に近い温度で洗うことが大切です。シャワーの場合は水圧にも気をつけたい。水圧は低め、無駄に肌を刺激しないようにしましょう」

そもそも冬場には汗の量も少ないし、頻繁に風呂に浸かる必要はなく、少々ぬるめのお湯でも身体が冷えないように、さっとシャワーで汚れを落とすくらいで十分。風呂に入るのは週一回で問題ないというわけだ。

他にも気をつけたいのは手洗いだ。

「最近、病院や銀行、スーパーなどいたるところでアルコール消毒液が置かれています。しかし、このような消毒液を頻繁に使用したら皮膚を傷めるばかりか、常在菌を減らしてしまい、得体のしれない病原菌が増殖するきっかけになります。

手の洗い方よりも鼻粘膜や目、口を直接触らないことがはるかに重要。手は流水で丁寧に手洗いすればそれで十分です」(宇津木氏)

冬になるとかかとのガサつきやひび割れが気になる人も多いだろう。

「やすりや軽石でこすっている人もいるかと思いますが、削った直後こそつるつるすべすべになるものの、このあと必ず角層が厚くなり、ますますかさつきやすくなるので逆効果です。

まずはワセリンを1日1~2回つけて様子を見ましょう。数日続けてもごわつきが治らないようなら、尿素やサリチル酸などの入ったクリーム、それでもだめなら抗真菌剤を塗るといいでしょう」(宇津木氏)

歳を取れば皮膚の再生のペースも遅くなる。あまり長風呂をしてゴシゴシこすっても、いいことは一つもないのだ。