歯はみがくな、髪は洗うな…「逆さま健康法」で元気に100歳だ!

巷に流布する健康情報にダマされるな
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髪は洗わない

抜け毛、ふけ、かゆみなど、男女問わず、高齢になると頭皮や頭髪に関する悩みは避けられない。

シャンプーを変えたり、念入りに洗髪したりしてもなかなか状態が改善しないことも多いだろう。それもそのはず、頭皮や髪の悩みはそもそもシャンプー自体に原因がある可能性が高いからだ。

著書に『シャンプーをやめると、髪が増える』があるクリニック宇津木流院長の宇津木龍一氏が解説する。

 

「たくさんのふけが出て頭がかゆくなるといった脂漏性皮膚炎の症状は、ほとんどの場合、頭皮に真菌(カビや酵母菌)がついている。

皮膚科で診察を受けると副腎皮質ホルモン(ステロイド)、免疫抑制剤といった薬を処方され、一時的に症状は治まりますが、薬をやめるとまたすぐ症状が出る。なぜか? 理由は毎日のシャンプーにあります」

シャンプーは5年間放ったらかしにしていてもカビが生えたり、腐るということはない。それだけ強力な防腐剤が含まれているのだ。

「シャンプーはクリーム状の非常に栄養価の高い液体で、菌が増殖するのに理想的な環境です。そのためパラベンなどの強力な防腐剤を入れなければ液体は腐る。ほとんどの人は防腐剤がたっぷりで消毒効果の高いシャンプーで頭皮を傷めているのです。

皮膚表面は常在菌により、他の病原菌の侵入や外的な刺激から守られています。ところが毎日のシャンプーは、常在菌を殺しているのと同じことなのです」(宇津木氏)

シャンプーをして自分の常在菌が弱ったところにヘアトニックやジェルなどの整髪剤をつければ、真菌や雑菌などの温床になるのだ。

「シャンプーがもたらす弊害は皮脂と皮脂腺に顕著に表れます。皮脂腺には皮脂をつくる機能があります。シャンプーで頭の皮脂をすっかり洗い落としてしまうと、皮脂が不足するため、それを補うため皮脂腺が大きく発達します。

すると毛に供給されるはずの栄養の多くが皮脂腺に行ってしまい、毛は栄養不足の状態に陥ります。その結果、本来太くて長かった毛が細く短いうぶ毛のようになるのです」(宇津木氏)

シャンプーをやめると思わぬ効果もある。皮脂腺が縮んだおかげで、皮脂分泌自体が減り、それに伴って臭いの元となる脂質も少なくなるのだ。

「臭いの元は皮脂が酸化してできる酸化脂質や過酸化脂質、アンモニアや硫化物などです。それらは皆、水で流せます。

脱・シャンプーをしてしばらくのあいだは、臭いやべたつきが気になる人もいるかもしれません。長年のシャンプーで皮脂腺が発達しているからです。しかし、水だけで洗髪することを数ヵ月続ければ、皮脂腺はすっかり小さくなってべたつきも感じなくなるはずです」

いきなりシャンプーをやめることに抵抗がある人は、まずは頻度を減らして、水やお湯だけで洗う日を設けてみてはどうだろう?