身近なあの薬も!? 厚労省が新たに認定した「副作用のある薬30」

全然知らない医者もいる
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他に身近な薬では、アレルギー性鼻炎で用いられるディレグラ。これも抗アレルギー薬と鼻づまりを改善する薬を併せた配合剤である。眠気、頭痛、口の渇きなどがよくある副作用だが、4月に追加されたのは、急性汎発性発疹性膿疱症という皮膚疾患だ。

市販薬としてもおなじみのロキソニンは、3月に小腸・大腸の狭窄・閉塞が加えられた。ロキソニンは効き目が鋭いものの、もともと消化器にかかる負担が大きいことでも知られる薬だった。

今回は一歩進んで、「小腸・大腸の潰瘍に伴い、狭窄・閉塞があらわれることがある」と改訂された。同じく解熱・鎮痛薬のボルタレンの副作用にも「消化管の狭窄・閉塞」の可能性が加えられた。

年間の薬価が3500万円と超高額に上るため話題になったオプジーボも複数の副作用が追加された。このような新しい薬についてはとりわけ注意深くデータが集められるので、新しく加わる副作用の数も多い。

そもそも副作用のない薬はないし、薬とは治療というメリットと副作用というリスクを天秤に掛けながら飲むものである。

「副作用については、医師側から説明がなくても、患者自らが調べるという意識が必要です。もちろん、神経質になりすぎるのもよくないですが、自分の飲んでいる薬の名前と主な副作用は知っておいて当然だと思います」(宇多川氏)

重大な副作用は意外に身近なところで起きている。すべてを医者任せにしていては、自分や家族の健康は守れない。

「週刊現代」2016年12月31日・1月7日合併号より