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打倒ジョコビッチ!錦織圭が世界トップ3に入るには何が必要か

「超負けず嫌い」のその先へ
稲垣 康介 プロフィール

打倒ジョコビッチ、マスターズ制覇

2017年シーズンに向けて、錦織はどんな青写真を描いているのか。

「もう中堅ですよね。トップ10に3年定着しているという実績から考えても、もうルーキーじゃない。若手といえるのは23歳ぐらいまでで、27歳は中堅です」

何歳ぐらいまでが中堅? と聞いてみた。

「30歳ぐらいですかね。まあ、30歳過ぎるとけっこう体力的にも落ち始めるのかなと思うので。30歳まではどんどん上に行きたいですよね。東京五輪のころくらいまでは。ここから2~3年でジャンプしたい」

目標を聞かれたら、控えめに言うのが常の錦織は、有言実行の人でもある。「自分で言うのもなんですけど、次、やっぱり、3位、4位に入っていける能力はあると思う」とも話す。

まずは、過去2シーズン、目標として掲げながら果たせないでいるマスターズ大会での優勝が、リアルな射程だろう。今季は2大会で決勝に進み、いずれもジョコビッチに敗れている。

〔PHOTO〕gettyimages

希望的観測を含めた17年の錦織を占ってみる。14年全米準決勝で勝ったのを最後に10連敗中と、苦手意識が払拭できないジョコビッチをシーズン前半で破り、それを突破口にマスターズ優勝という果実を手にする。

2年余り保持した世界1位から陥落したジョコビッチにとってもリベンジのシーズン。壁は高い。でも、錦織はいう。

「壁があるというのは幸せ。乗り越えなきゃいけないものがあるというのは、さらに成長出来る可能性があること。挑戦する権利があるということだから」

過去の実績から考えて、現実味があると期待されるのがマイアミ、マドリード、ローマ。そこまでに打倒ジョコビッチが成就してマスターズの栄冠を手にできれば……。新たな地平が一気に開けてくる。