植物性なら安心なんて大ウソ!生活習慣病には「サラダ油」が一番危険

知っておきたい油分の新常識
週刊現代 プロフィール

日本オリーブオイルソムリエ協会の理事長である多田俊哉氏が語る。

「最高品質のエキストラ・バージン・オリーブオイル(EVOO)には、オレイン酸(オメガ9)やポリフェノール類が油脂としては多量に含まれており、人体の老化に繋がる酸化を防ぎます。

しかし、実は日本で流通している安価なオリーブオイルの大半は、欠陥品(偽装品)なのです。イタリアやスペインの輸入品の多くは、植物性油などの混ぜ物が使われていることも多い。ひどいケースだと保管中にカビが生え、腐ったオリーブから搾油したオイルも出回っています。

なぜそんなことが起こるのかというと、オリーブオイルの品質規格を決める国際オリーブ協会の理事会の品質基準が緩く、また運用するEU各国のチェック体制が極めて杜撰で、生産国以外の第3機関によるチェックも行われていないからです」

当然偽装されたオリーブオイルでは本来の健康効果は期待できない。では本物をいかにして見分ければ良いのか。

「値段が高いからといって本物とは限りません。酸化を防ぐため、遮光瓶や缶に入っていること、生産者の名前がはっきり明記されているかも見極めのポイント。

一番確実なのは、オリーブオイルソムリエ®のいる専門店で買うか、インターネットで日本のオリーブオイルコンテストで受賞したものを取り寄せるのがいいと思います」(多田氏)

良質な油を見極める――それが万病の元を絶ち、健康寿命を延ばすことにつながる。

「週刊現代」2016年12月17日号より