Photo by Hiroshi Takezawa
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電気自動車なのに充電いらず!? 日産ノート、進化の最前線

加速力もすごいんです

提供:日産自動車

電気自動車の「不安」を解消

スポーツカーに匹敵する走りを楽しめる一方で、静粛性が高く、燃費も良い――。

そんな「いいとこ取り」を実現したのが、日産自動車の新型ノートだ。

自動車の国内市場において、コンパクトカーは17%(2015年度)を占める重要なセグメント。そんな「激戦区」にあって、ノートは2005年の初代モデル発売以来、居住性や積載性の高さが評価され、現在ではシェア15%を占める人気車となった。

そのノートが今回、これまでになかった新しい駆動システムを搭載し、「電気自動車」として生まれ変わったのである。

車両開発責任者である日産自動車第一製品開発本部の小宮哲氏が語る。

「弊社は2010年に電気自動車リーフを発売し、多くのお客様から高い評価をいただきました。ただ、電気自動車は航続距離を気にしてしまうことや、充電に時間がかかることを懸念する声もあります。

そうした不安を解消しつつ、〝100%モータードライブ〟という電気自動車ならではの魅力を、多くのお客様に体験していただくために開発されたのが新型ノートです」

ノート車両開発責任者の小宮哲氏 Photo by Hiroshi Takezawa

そのコンセプトを実現するため、新たに開発されたのが「e-POWER」というパワートレイン(動力伝達装置)だ。ユニットはモーター、ガソリンエンジン、発電機、インバーター、高電圧バッテリーで構成されるのだが、従来のハイブリッド車とは違い、エンジンは発電用に特化され、モーターだけで駆動する。

簡単にいえば、「ガソリンを使って自ら発電する電気自動車」(小宮氏)であり、通常のエンジン駆動車と同じように、ドライバーは給油するだけでいい。

そう聞くと、e-POWERの基本的なメカニズムはシンプルであり、これまでなかったことが不思議にも思える。だが、実用に耐えうるクルマを作るためには課題があったと、小宮氏は明かす。

「自動車業界には、以前からe-POWERに類似したアイディアがありましたが、いくつかのハードルがあって実用化には至りませんでした。もっとも高いハードルは、クルマを動かせるだけの高出力モーターを作れるかどうか。

従来のハイブリッド車に使うのはエンジンと併用する補助的なモーターですから、小型でもかまいません。しかし、モーターだけで動かすとなると、80kwという大出力が必要となる。その点、弊社にはリーフで培った技術がありますので、それを応用することでクリアできました」

ターボ車をしのぐ加速力

ハードルはそれだけではない。小宮氏が続ける。

「大型モーターが完成しても、今度はその出力をどう制御するかという課題があります。モーター走行は低回転から高いトルクが出ますが、急に強い力が発生すると、回転力をタイヤに伝えるドライブシャフトに振動が生じてしまう。

そこでノートは高性能のインバーターを搭載し、『1万分の1秒単位』で細かく出力をコントロールすることで振動を抑制。滑らかな加速を実現しました」

その言葉どおり、新型ノートの加速力は極めて高い。停止状態からの発進加速、中間加速(60km/hからの再加速)ともに、2リッターのターボ車を凌ぐほどだ。

エンジンは発電にのみ使われる Photo by Hiroshi Takezawa

「加速が良いですから、交差点や路肩からすばやく発進するような場合でも滑らかにクルマの流れに乗れますし、車線変更もストレスなく行えます」(小宮氏)

実際に運転してみると、停止状態からアクセルを軽く踏むだけでグングン加速、すぐ40~50km/h程度の巡航速度に達してくれる。路肩から発進し、車列の切れ目に急いで入るような場合もストレスは感じない。

また、エンジンで発電した電力をモーターにフル供給すると大出力が得られるので、成人男性が4人乗った状態で上り坂に入っても、軽々と登っていく。中間加速も優れており、高速道路での合流や追い越しもスムーズに行える。

さらに付け加えれば、電気自動車は変速比が固定のうえ、小宮氏が解説したように細かく出力調整されるとあって、エンジン駆動車のようなギアチェンジに伴う振動もない。

運転していて楽しいクルマ

たとえてみれば、〝氷上を滑るような走り〟と言えるが、一方で新型ノートは〝止まる力〟も強い。アクセルから足を離すと、エンジン駆動車に比べて3倍もの強さで減速。ブレーキを踏まなくともクルマを停止させることができるのだ。

「発進、加速から減速して止まるまで、アクセル操作だけですべてカバーできます。市街地で走行実験した結果、同クラスのエンジン駆動車に比べてブレーキへの踏み替え回数は約7割も減りました」(小宮氏)

これなら、渋滞時に頻繁にアクセルとブレーキを踏み替える必要もないし、いわゆる「カックンブレーキ」にならずにきれいに停車できる。

「ギアをシフトダウンして減速するような感覚とも言えますから、若い頃にMT車を乗りこなしていたベテランドライバーならすぐに馴染めますし、AT車に親しんだ若い世代の方でも、20~30分も走ればコツをつかめると思います。

最近は『クルマを操る』というと、ステアリングを動かすことが中心ですが、新型ノートは手だけでなく、足も含めて全身で操作できる。まさに〝新感覚の走り〟を体感していただけると思います」(小宮氏)

ひとつ気になるのは、アクセルを離しただけで減速するとなると、後続車が気づかないのではないかということ。これについては0.1G以上の減速を感知すると、ブレーキを踏まなくとも自動的にブレーキランプが点灯するので、心配は無用だ。