20年後の「勝ち組マンション」をどう探せばよいか

資産価値が下がらない物件とは?
榊 淳司 プロフィール

典型的な例をひとつあげるとすれば、「広尾ガーデンヒルズ」。

ここは1983年の竣工。私がこの業界に関わる以前に分譲を終えていた物件。すでに築33年ということになる。このマンションは、中古で取引される場合に分譲時の価格を下回ったことがほとんどない。まずはヴィンテージマンションの代表といえる。

その他には「代官山アドレス」(2000年築)、「青山パークタワー」(2003年築)なども、ほぼ分譲時の価格以上で取引されている。大阪なら「グランフロント大阪オーナーズタワー」であろうか(ここは2013年築と比較的新しい)。

新築時に、そのマンションが将来「ヴィンテージ」な存在になるかどうかを、一般の方が判断するのはやや難しいかもしれない。

しかし、すでにヴィンテージマンションと位置付けられている中古マンションを購入することなら容易だ。「広尾ガーデンヒルズ」のように、一旦「ヴィンテージ」と目されると、その寿命は長い。

私は最近、このような「マンション格差」がどのような仕組みで発生し、成長するのかをわかりやすく解説した『マンション格差』(講談社現代新書)を世に送り出した。「20年後に『勝ち組』でありたい」と思われる方は、ぜひ手に取っていただきたい。