『のぼうの城』原作者・和田竜の人生観を作った3人の歴史小説家

ガンプラから読書へ
和田 竜 プロフィール

和田竜さんのベスト10

第1位『竜馬がゆく』(全8巻)
司馬遼太郎著 文春文庫 各650円
「他の作家の竜馬の作品も読みましたが、やっぱり一番。書く作家によりまったく違う印象になることも新鮮でした」

第2位『平将門』(上中下巻)
海音寺潮五郎著 新潮文庫 入手は古書のみ
「悪い人間でも味方なら助けに行くなど大将の資質が描かれる。将門に作家自身の好みの人物像が色濃く出ています」

第3位『大炊介始末
山本周五郎著 新潮文庫 750円
「短編の代表作10編が収められていて、中でも『おたふく』が好き。おたふくが可愛らしく、読むたび泣けてくる」

第4位『岸辺のアルバム
山田太一著 光文社文庫 入手は古書のみ
「シナリオを書く上でとても影響を受けたのが山田太一先生。切り口やテーマもすごい」

第5位『ニール・サイモン戯曲集』(全6巻)
ニール・サイモン著 酒井洋子ほか訳 早川書房 入手は古書のみ
「時代に関係なくセリフ回しなどが面白い。シナリオ勉強の際に読んだ忘れられない本」

第6位『ボッコちゃん
星新一著 新潮文庫 590円
「表題作や『おーい でてこーい』も秀逸。因果応報などそこはかとないテーマ性がいい」

第7位『人間臨終図鑑』(全4巻)
山田風太郎著 徳間文庫 各686円
「著名人の死に際をシンプルに記すだけで、こんなにも面白い。厳粛な気持ちにもなる」

第8位『第三の時効
横山秀夫著 集英社文庫 630円
「妻に薦められ読み驚愕しました。横山先生の一作に注ぎ込む力に身が引き締まる思い」

第9位『男どき女どき
向田邦子著 新潮文庫 430円
「登場人物が感じて行動することが独特なのに納得がいく。シンプルな文章も素晴らしい」

第10位『テレビ消灯時間』(全6巻)
ナンシー関著 文春文庫 入手は古書のみ
「毒があるけど視点も独自。今こういう人があまりいないなと、懐かしい思いも抱く」

週刊現代』2016年11月12日号より