高畑裕太「レイプ事件」被害者女性が明かしたあの夜の全真相

「合意なんてまったくなかった」
週刊現代 プロフィール

「出していいだろ」

性行為が何分続いたのか覚えていません。ただ、無理やりだったので痛かったことだけは覚えています。加害者は、

「(精液を)出していいだろ」

と言ってきましたが、

「やめてください」

私は必死に訴えました。しかし、加害者はこう言ったんです。

「生理だったら大丈夫だろう」

そのまま、中に出されてしまいました。そのときの怒りを通り越した絶望もまた、性犯罪の被害者にしかわからないことだと思います。

性行為が終わると、加害者は「すっきりした」という様子で私から離れました。ようやく解放された私は逃げるように部屋を出て2階にあるトイレに駆け込みました。

トイレの中では震えが止まりませんでした。もう、仕事ができる状態ではなかったので、トイレから出ると、もう一人のスタッフに、

「悪いけど、帰ってもいい?」

と伝え、私はホテルを出たんです。

* * *

以上がAさんの証言である。Aさんには合意の感情はまったくなく、高畑の行為は完全にレイプ、罪名にするなら文字通り「強姦致傷」である。

入江弁護士が指摘する通り、高畑の供述をベースにした週刊文春などの報道は、Aさんの証言とあまりに食い違っている。

なかでも決定的なのは、フロントを離れたAさんが、高畑の部屋に向かう経緯だろう。

高畑の言い分に依拠した週刊文春の記事(9月29日号)ではこうなっている(以下、引用は週刊文春の同記事)。

〈意地になっていた高畑は叫んだ。

「歯ブラシが欲しいんじゃなくて、部屋に来て欲しいんです!」

粘りに根負けしたのか、吉田さん(編集部註・Aさんの仮名)はフロントを出た〉

〈そして二人を乗せたエレベーターのドアが閉まるや否や、高畑は吉田さんに唇を押し付けた。

「一瞬、僕の両肩を抑えたり、口をつぐむなどはありましたが、すぐに舌が絡まり合う感触を感じました。激しい抵抗感を感じなかったので、僕はいけるみたいなことを思いました」〉

これを読めば、まるでAさんが高畑を受け入れたかのように思えてしまう。エレベーター内の出来事は、強姦か和姦かを分ける重要なポイントだ。

Aさんはあきれながらもこう反論する。

 

「キスをしたなんて絶対にない。そもそも私はエレベーターに一緒に乗っていません。

ホテルのエレベーターにはカメラがついていないから、そんな適当な話をするのでしょうか。ビジネスホテルの従業員がお客様と二人でエレベーターに乗ることはありません。もし乗るとするならば、お客様が部屋の中に鍵を置き忘れて外出してしまったときくらいです」

食い違いはこれだけではない。高畑側の主張によれば、エレベーターを出ると、二人はスタッフの目を気にして時間差で部屋に入ったという。

〈彼女は閉まりそうなドアを手で開けて、部屋に入ってきました〉

さらに部屋での性行為について、高畑はこう供述している。

〈少なくとも女性が泣き叫び助けを呼ぶような事はありませんでした。押さえつけたり、脅迫もしていない。ベッドに倒れ込んだとき、頬に手を当てられ『生理中だからダメ』と言われたが、拒否している感じではないと思いました。彼女は決して受身ばかりだったわけでもないし、逃げようと思えば逃げられたはず〉

〈彼女は右手の手首や親指を打撲したと主張していますが、行為の最中に、彼女が右手を動かしていたことをはっきりと覚えていますし、少し疑問です〉

Aさんが性行為に対して積極的だったと言わんばかりである。

言うまでもなく、これら高畑の主張はすべてAさんの告白とは正反対だ。