ジャニーズ事務所はなぜSMAPを潰したのか

「ザ芸能界 TVが映さない真実」第1回 
田崎 健太 プロフィール

ネーミングの天才

ジャニーと30年以上付き合いのある元テレビ局幹部は、ジャニーズ事務所の要諦はジャニーの目利きにあると指摘する。

「ジャニーさんは稽古場でどんどん踊らせていって、目に付いた子を前に出して行く。それを繰り返して、グループが出来ていくんです。

正直なところ、ぼくにはどの子がいいかなんてさっぱり分かりませんでした。そして個性の違った子どもを組み合わせていく。すべてジャニーさんの感性なんです」

そして、ジャニーはネーミングの天才でもあると付け加えた。

「田原(俊彦)、野村(義男)、近藤(真彦)に『たのきんトリオ』と名付けたのもジャニーさん。『そのまま読めば、タノコンじゃないの』とぼくが訊ねると、『まあ堅いこと言わないで』と苦笑いしていた。

KinKi Kids、光GENJI、関ジャニ∞などの名前も全部彼がつけた。それぞれ全くテイストが違う名前を付けるのが、彼の凄いところですね」

ジャニーは少年たちをどのように育てるか、だけを考えて生活している男だった。食事は少年たちと一緒にファミリーレストランで取る。身につけるものにも頓着しない。合宿所に置いてある少年たちの服を着て外出してしまうこともあった。

また、ジャニーは徹底した現場主義者である。コンサート会場では、しばしば彼の姿を見つけることが出来る。関係者が「ジャニーさん」と挨拶すると「ファンの子はぼくのことを知らないんだから、ジャニーって呼ばないで」と返すという。