「芸能人餃子部」部長・鈴木砂羽さんが教える本当にうまい店!

一度は行きたい「名店リスト」つき
〔PHOTO〕iStock

ディープに食べ歩く芸能人餃子部

鈴木砂羽(以下:鈴木) 今回は餃子の対談ということで、「芸能人餃子部」の私たちが熱く語りましょう!

新井浩文(以下:新井) 砂羽さんは餃子部長ですけど、そもそもこの「部活」はどうして始まったんですか。

鈴木 私、餃子が盛んな浜松の出身なんだけど、地元ではそんなに餃子を意識したことなかったんですよ。でも、6~7年前に友人と東京で食べ歩きをしよう、という話になって。「蒲田においしい餃子店がある」と聞いて食べに行ったのが始まり。そのとき你好、歓迎、金春という蒲田の老舗御三家とか春香園に行ったの。

新井 最初から体育会系だったんだな。いまでも餃子部の活動がある日は4~5時間かけて、みんなで店をハシゴしますもんね。

鈴木 最後のお店までご飯も麺も禁止、餃子しか注文しちゃいけないしね(笑)。

それでね、蒲田の你好は羽根つき餃子(皮がパリパリの薄皮でつながった独特の焼き方)発祥のお店なんだけど、中国残留孤児だった社長さんが苦労して、その技を生み出したんですって。餃子って、そういう風に人生をかけて作ってる人がいるんだと思ったら、その深さに感動したんです。

それで、東京には名店やおいしいお店がいっぱいある。街歩きして食べる部活を作っちゃおうぜ、ってなったわけ。

新井 いま部員って何人くらいでしたっけ。

鈴木 57人、かな。でもみんな忙しいから集まるより「自主練」のほうが多いけど。自分が行ったお店のことをLINEで報告するんです。

新井 送ったことありますけど、反応がすごいんですよね。仕事が終わってスマホを見ると30通以上の返事が届いている。

鈴木 餃子愛よ!

餃子は街の空気を映し出す

新井 でも本当に、餃子が嫌いな人って、いないんじゃないかな。ラーメン屋でもメニューに餃子があると、とりあえず注文するじゃないですか。

うちは世田谷の長崎っていうちゃんぽん店によく行くんだけど、頼むのは餃子。ちゃんぽんは頼まないですね。

鈴木 いいね(笑)。

新井 普通の餃子だけど包み方が変わっていて、皮の片端が折られてるんです。折れたほうから食べると肉汁が出てしまう。折れていないほうからだとうまく食べられる。

鈴木 包み方にもお店の特徴があって、それを見るのも楽しいよね。きっちり包んであるお店もあれば、神保町のスヰートポーヅのように棒状に巻いただけのお店もある。そのほうが肉汁が溢れて皮にまで味がしみるんだって言っていたけど、たしかにジューシーなの。

新井 砂羽さんはもうプロだなあ。いろんな店を知っている。この対談を銀座天龍さんでやろうと提案したのも砂羽さんだって聞きましたよ。

鈴木 餃子も焼いていただいたから、早速いただきましょう……。ここの餃子は、バナナみたいに大きいのが特徴なの。

新井 うんまっ! これだけでかいのに餡の味がしつこくなくて、しっかり素材の味がしますね。

鈴木 何個でもいけそうでしょう? この焼き色もいいよね。こういうのを、餃子部では「GLG」っていうわけ。グッド・ルッキング・ギョウザ(笑)。

新井 銀座で餃子を食べるのもいいですね。普段、来ないですもん、銀座。

鈴木 餃子って街の空気も映し出すのよね。銀座なら美しくて、ちょっと高級な感じ。前回の部活で食べ歩いた恵比寿だと花林糖餃子とかオシャレなお店があって、若い女性をターゲットにした餃子のお店も多かったりする。ビールだけじゃなくワインに合う餃子を出していたりするんですよ。

新井 うちの地元・青森に、有名店でも何でもないけど、ごく普通の中華料理屋のみんぱいというお店があって、そういうところで食べた、ごくシンプルな餃子が原体験なんですよね。だから、うちは変わり種よりスタンダードがいいんです。

鈴木 男性はスタンダードが好きな王道派の人がけっこう多いよね。