2016.08.26
# サッカー

今度のW杯最終予選が久しぶりに「シビれる展開」になる理由

“安全パイ”は1チームもない
二宮 寿朗 プロフィール

問われるのは「勝負を制する戦い」

以降の最終予選は順調だった。

南アフリカW杯に向けては2008年9月、アウェーのバーレーン戦がスタートだった。3点のリードで迎えた終盤に2点を返されてヒヤヒヤしながらも勝利。その後も勝ち点を積み重ねていき、2試合を残して2位以内が確定し予選突破を決めた。

また前回のブラジルW杯アジア最終予選は2012年6月、ホーム2連戦から始まっている。オマーンに3-0、ヨルダンに6-0と“ロケットスタート”に成功したアドバンテージが大きく、ザックジャパンは危なげなく突破している。

さて、今回である。

「順調だった」と記した岡田ジャパン、ザックジャパンは初戦を迎える前に親善試合が用意されていた。岡田ジャパンはバーレーン戦の17日前にホームでウルグアイ戦があり(結果は1-3)、ザックジャパンはオマーン戦の11日前にアゼルバイジャン戦(結果は2-0)をこなしている。

しかし今回は日程の問題もあって“チューンアップ”を組みこめず、6月のキリンカップ以来のゲームとなる。最終予選を経験している選手が多いとはいえ、ぶっつけ本番で準備万端のUAEに対峙しなければならなくなる。

そしてUAE戦が終わると中4日でアウェーのタイ戦が待っている。9月の2連戦をどう乗り切るかが、重要になる。

昨年のアジアカップでUAEに敗れた後、本田圭佑はこう語っていた。

「クオリティーやチームの完成度という点、サッカーの戦い方という点、技においては、(優勝した2011年のアジアカップより)絶対に今回の大会の方が高かった。ただ、それと勝負を制するのは別だということを今回痛感させられた」

最終予選は、言うまでもなく結果が大事である。

「勝負を制する戦い」を見せてもらいたい。

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