理想的な休日の過ごし方 | |
---|---|
1位 | 寝る |
2位 | マンガ読む |
3位 | 友だちとご飯 |
4位 | 映画 |
5位 | 買い物 |
両角「まず、この項目、まあ、まだ若いから仕方ないんですが、理想の休日の過ごし方、の答えがダメですね~。これだと、女ならだれでもいいじゃないですか。妻や彼女と一緒にすること、つまりどんなデートがしたいか、そういう内容を意識してくださいね」
好きな食べ物トップ10 | |
---|---|
1位 | 寿司 |
2位 | パスタ |
3位 | カレー |
4位 | ポテトサラダ |
5位 | 偏食なので… |
6位 |
…
|
両角「好きな食べ物、鮨、カレー、のあと、偏食なので…とありますが、これもちょっと…。とにかく埋めてください。トップ10とありますよね。項目が多いほど、共通点が見つかりやすくなるので、マッチングする人が多くなるんです」
う~ん、おっしゃる通りです…。ここで運ばれてきたモンサンミシェルのムール貝は見たことのない、初めての体験。バターの香りもよく、ぷりぷりでびっくりくらい美味しいが、気もそぞろ。
結婚相手に求める条件 | |
---|---|
1位 | 好きでいてくれる |
2位 | 別れない |
3位 | 支えてくれる |
4位 | 信頼してくれる |
5位 | 容姿 |
両角「容姿はどうですか? 結婚相手に求める条件で5番目に容姿とありますが、もっと具体的にありますか?」
アダチ「僕、背が165㎝なので、僕より低い人がいいのですが」
両角「身長で足切りするメリットってありますか?」
アダチ「(消えいりそうな声で)なんか嫌なんです」
両角「その嫌って何? 相手が背が高いと抑圧された感じがするとか?」
アダチ「話すときの目線が相手が高いのが嫌なんです。今までも僕と同じか、低い彼女としか付き合ったことがないんです。プレッシャーを感じるというか……」
両角「身長にこだわることにどれだけの意味があるの? それで素敵な女性を逃してもいいのか、そこにこだわる意味があるのか、再考するといいですね。私が思うに、見た目は重要なところではありません。
例えば175㎝の女性を付き合ったら、高い位置にあって取れないものを取ってくれるし、さっそうとした女性と歩いているアダチさんを見たら、アダチさんってどんないい男なんだろう、と周りは見ますよね。
もっとポジティブなサイドをみてみませんか?結婚できない人はネガティブ志向の人が本当に多い」
おっしゃることはその通りなのだけど…むむむ。
セールスポイント | |
---|---|
1位 | 一途 |
2位 | まじめ |
3位 | ちゃんと稼いでる |
4位 | 話しを聞く |
5位 | 趣味に付き合う |
両角「もっとダメなのが、このあなたのセールスポイントですね。「一途」とか結婚するんだから当たり前じゃないですか。一流企業に入社できたのに、恋愛は二流なのは、どうしてなんでしょうね。相手に何をしてあげられるのか、を考えて下さい」
僕が提供できること…何だろう。相手に何をしてあげられるか、なんて考えたこともなかったけど、確かに両角さんがいう通り、反省。そこに本日のメイン、仔羊の肩ロースのローストが登場。またもや初めての仔羊の味に、落ち込んだ気持ちも、ちょっと回復。
国内旅行で印象に残ったところ | |
---|---|
1位 | 宮古島 |
2位 | 富士登山 |
3位 | 金沢 |
4位 | 北海道 |
5位 | 広島 |
お気に入りの美術館・博物館 | |
---|---|
1位 | 地中美術館 |
2位 | ホキ美術館 |
3位 | DIC川村記念美術館 |
4位 | 大塚国際美術館 |
5位 | 国立西洋美術館 |
両角「旅行やアートが好きなんですね。いろいろなところに行っていますね。ここは相手と話が盛り上がるポイントですから、いいと思いますよ」
アダチ「あ、ありがとうございます!」
ようやくほめられた!旅行や美術館のめぐりといった趣味のあう女性と出会えると、話も弾みそうだな。
両角「まあ、アダチさんは若いので、こんなところでしょうか。まだまだ突っ込みどころはたくさんありますが。このエントリーシートは自分という人間を見つめなおすためにあります。
そして「お見合い」はパートナーを紹介するひとつのきっかけですが、「婚活コンサル」によってあなたが求める女性像を明確にし、自覚してもらうのです。
そうすると、知人や友人にも「誰かいい人がいたら紹介してくださいよ」というのではなく、こういう人がいい、と具体的にかつ客観的にお願いできますよね。
自分のなかの譲れない基準、客観的でクリアな指針を私と一緒に見つけるのがこの「婚活コンサル」なのです。それができれば、感情に流されないで結婚、恋愛ができます」
最後に恐る恐る、率直に両角さんに聞いてみた。
アダチ「あのぉ……僕、結婚できますか……?」
両角「普通にできると思いますよ」
アダチ「そうですか!」
両角「でも10年、結婚を続けることができるのか、はあなた次第です」
アダチ「……」
両角「結婚はゴールでなく、スタートです。相手に求めるのではなく、相手を幸せにしてあげられるか、自分が相手に何をしてあげられるのか。維持するのは本当に大変です。それをよく理解してくださいね」
ここで婚活コンサルは終了。たくさんダメ出しもされたけれど、どれも納得のいくアドバイスばかり。それゆえに、自分がこれからどうしたらいいのか、どんな女性と付き合いたいのか、さらにどんな結婚をしたいのか、見直すきっかけにもなり、道を照らしてもらったような、前向きな気持ちになれた。
両角「「パートナーの立場になって考える」「相手に自分が何をしてあげられるのか」という視点でもう一度、エントリーシートを書き直し、提出してくださいね」
実際に両角さんにお見合い相手を紹介してもらえるかどうかは、書き直したエントリーシートと、僕に合う人がいるかどうか次第、とのこと。
お会計をし、美味しい料理と婚活コンサルでお腹も気持ちも大満足! あとはエントリーシートを書き直して、両角さんの連絡を待つばかりだ。
(続く…のでしょうか?)