言語道断! 鳥越氏を応援した「人権派」の歪んだ"正義"

目的のためなら手段を選ばず!?
伊勢崎 賢治 プロフィール

人権を上回るイビツな「正義」

安倍政権の出現が緊急事態だと……。憲法はちゃんと機能してるのに……。だからこそ、選挙運動ができるのに、当の選挙運動がそれをつくった。それもたかが都知事選である。

安倍政権の非人権性を糾弾する人権派のその運動が、宇都宮氏とその支援者たちの公民権の行使をいとも簡単に妨害し否定した。組織票固めを、人権を上回る正義とした。

〔photo〕iStock

教育機会で得た人間の上下関係、「上」が「下」をその教育以外の目的で、隔離した場所に連れ出した疑惑。「(女子学生を)連れて行っていない」というただの一言を釈明できない候補者を、人権派が応援した。「正義」のために。

「セクハラ」「パワハラ」をやっと人権の訴求要件として確立した歴史的努力をあざ笑うかのように。

すべては、安倍政権を倒すためか。それも都知事選で。

鳥越氏を応援した人権派の学者さん、活動家さん、作家さん。あなた方はいったい何をしでかしてくれたんだ。

伊勢﨑 賢治(いせざき・けんじ)
1957年生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了。インド国立ボンベイ大学大学院に留学中、現地スラム街の住民運動に関わる。2000年3月 より、国連東チモール暫定行政機構上級民政官として、現地コバリマ県の知事を務める。2001年6月より、国連シエラレオネ派遺団の武装解除部長として、 武装勢力から武器を取り上げる。2003年2月からは、日本政府特別顧問として、アフガニスタンでの武装解除を担当。現在、東京外国語大学教授。プロのト ランペッターとしても活動中(https://www.facebook.com/kenji.isezaki.jazz/)。著書に『武装解除 紛争屋が見た世界』、『本当の戦争の話をしよう』などがある。