【アソコを切って、アレを取る…】男が女になるのは、こんなに痛くてツラいんです

元男性作家が、前代未聞のルポ漫画を描いた理由
平沢 ゆうな

背中を押したい

性別適合手術を受けるまでの苦悩と葛藤、そして、手術後の違和感と変化―たとえば、ホルモン注射を打つことで、力が弱くなってコンビニの袋を持つのも大変だったりとか、やけにイライラしたりとか―についても、この漫画の中で赤裸々に綴りました。振り返ってみると、ツラいことのほうが多かった。ただ、どん底の「あの時」にくらべれば、今の人生はとても明るくなりました。

この漫画を通じて伝えたかったのは、「なりたい自分になるまでは、長く険しい道が待っている」ということです。私の場合、実際に性同一性障害じゃないかと悩み、自分の望む性になろうと決意してから法律上も女性になるまでに2年かかりました――ちなみに、これは結構早い期間だと思います――。それは、悩みと痛みの連続でした。それでも、いまは「なりたい自分」に少し近づけたかなと感じています。

私と同じ悩みを抱えている人。あるいは職場や学校で、なにか生きづらさを感じているんだけど、変わることにまで踏み込めない人。そんな人がこの漫画を読んで「変わるのって大変なんだな。でも、それを乗り越えないと、なにも始まらないんだな」と背中を押されるような気持ちになってもらえれば、嬉しいですね。

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