有名女性タレント「あの人はいま」30人の足跡を辿る~バラエティ&セクシータレント編

西尾三枝子、石井めぐみ、高瀬春奈、服部真湖…
週刊現代 プロフィール

生まれつき重度の脳性麻痺を負っていた長男を養護学校に通わせるつもりだった石井。しかし、教育委員会から送られてきたのは、「症状が完治するまで就学許可を見送る」という無情な通知であった。

厚生省(当時)などに陳情を出すもまったくらちがあかず、その時、石井は国の医療体制に不信感をもったという。そして「誰かが動かないとこの状況は変わらない」と一念発起し、政治家になることを決意したそうだ。

市議会議員となった今は長年してきた女優業をセーブし、議員の仕事に注力する石井だが、それでも時折、かつて芸能界で経験したことを思い出すことがあると話す。

「当時、女優の仕事をメインにしていた私が、初めてバラエティに出演することになった番組『オレたちひょうきん族』のことは今でもよく覚えています。

収録の際に、たけしさんやさんまさんから『申し訳ないけど、棒やモノで叩く時は、たとえ女性でも自分たちは手加減しないよ。こっちも本気でやらないと、それが視聴者に伝わっちゃうからね』と言われたのが印象的で。

たらいで叩かれたり、熱々のおでんを食べさせられたり、懺悔のコーナーで真冬に冷水をかぶったり。とにかくいつも真剣勝負という感じでした」

芸能界も政治の世界も心構えはまったく同じ。そう語る石井は、『ひょうきん族』で忍耐力を培っていたのだ。

「濡れ場の女王」は復活するか?

同じく'80年代の大ヒット番組『欽どこ』こと『欽ちゃんのどこまでやるの!』でお茶の間の人気を集めたのが、番組内で欽ちゃんと夫婦役を演じていた真屋順子(74歳)。出演者の「お母さん」的存在だった。

そんな真屋は現在、病気のため長期療養中だ。

'00年末、高血圧による脳出血を機に車椅子生活を余儀なくされ、'10年には最愛の夫であった俳優の高津住男が肝臓がんで急逝。'15年4月に5度目となる脳梗塞が再発、と何度も壮絶な危機を乗り越えている。真屋本人が療養生活の心境を語ってくれた。

「毎日、綱渡りするみたいに生きていて、明日は今日より体が悪くならないで、と願っています。今、正直にいうと女優としてのことは考えていられません。

でも、今まで私は、いつも何かを人様に表現して生きてきたわけだから、せめて本を書きたいなと思ったりしています。高津とのことを書き残したい。タイトルは、『今も、ありのまま』と、考えてあるんですよ」

そんな真屋を献身的に支えるのが、息子の健一郎氏だ。母親についてこう話してくれた。

「起き上がることすら難しい状態で、退院のメドも立っていません。それでも本人はいたって明るく過ごしています。『欽どこ』で演じていたころのように、笑顔が絶えない母の快活さは今も昔も変わりませんよ」

真屋は懸命に治療に励む日々を送っているのだ。