日本人の「英語力低下」がよくいわれますが、それは国語力が下がっている結果だと思います

島地勝彦×マーク・ピーターセン【第2回】
島地 勝彦 プロフィール

マーク あまり好きな言葉ではないですけど「オーラル・コミュニケーション」という、とにかく“英語ごっこ”みたいなことやっているんでしょう。

また、日本人同士で英語でディベートをしても、日本人にしか通じない言い方をして、誤解が誤解を呼ぶだけです。もし企業で日本人しかいない会議を英語でやったとしても同じことになるだけでしょう。

シマジ いまそういう会社が増えているようですね。そうすることによって国際的センスを身に着けようとしているんでしょうけど。

マーク 日本語だって相手のいいたいことがよくわからないのに、英語となると、もうまったく意志の疎通をはかれなくなるんじゃないですか。

シマジ わたしは日本語を商売にしている出版社で働いていましたから助かりました。そんな会議に出たら蕁麻疹がでそうです。

〈⇒第3回

 

マーク・ピーターセン (Mark Petersen)
アメリカ・ウィスコンシン州生まれ。明治大学政治経済学部教授。コロラド大学で英文学、ワシントン大学大学院で近代日本文学を専攻。主な著書に『日本人の英語』『続 日本人の英語』『心にとどく英語』『実践 日本人の英語』(以上岩波新書)、『日本人が誤解する英語』(光文社知恵の森文庫)、『表現のための実践ロイヤル英文法』(共著/旺文社)、『日本人の英語はなぜ間違うのか?』(集英社インターナショナル)などがある。最新刊『なぜ、その英語では通じないのか?』が好評発売中
島地勝彦 (しまじ・かつひこ) 1941年、東京都生まれ。青山学院大学卒業後、集英社に入社。『週刊プレイボーイ』『PLAYBOY』『Bart』の編集長を歴任した。現在は、コラムニスト兼バーマンとして活躍中。『甘い生活』『乗り移り人生相談』『知る悲しみ』(いずれも講談社)『バーカウンターは人生の勉強机である』(阪急コミュニケーションズ)『お洒落極道』(小学館)など著書多数。Webで「乗り移り人生相談」「Treatment & Grooming At Shimaji Salon」「Nespresso Break Time @Cafe de Shimaji」を連載中。最新刊『蘇生版 水の上を歩く? 酒場でジョーク十番勝負』が好評発売中

著者: 開高健、島地勝彦
蘇生版 水の上を歩く? 酒場でジョーク十番勝負
(CCCメディアハウス、税込み2,160円)
1989年に刊行され、後に文庫化もされた「ジョーク対談集」の復刻版。序文をサントリークォータリー元編集長・谷浩志氏が執筆、連載当時の秘話を初めて明かす。

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著者: 島地勝彦
お洒落極道
(小学館、税込み1,620円)
30代、40代の男性を中心に熱狂的ファンを抱える作家、島地勝彦氏の『MEN’S Precious』誌上での連載「お洒落極道」が、待望の書籍化!

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