「このままで本当に妊娠できる?」
――3万人の疑問に答えた「妊活本 決定版」!
これを読めば、誰も教えてくれなかった「妊娠への近道」がわかります。
子どもは自然に授かるのが当たり前──多くの人はそういう感覚を持っていることでしょう。
しかし、自然に子どもが授かったら、それはとてもありがたいことなのです。
今日では、不妊に悩むカップルは6組に1組と言われています。晩婚・晩産化が進み、それにともなって不妊治療はとても重要で、かつ身近な医療になってきました。
そこでこの本は、少し妊娠しにくいと感じ始めたカップルのために、不妊治療という医療がわかるための必須ポイントをご説明していこうと思います。
書いているのは、産婦人科専門医・生殖医療専門医の浅田と、妊娠・出産を専門としてきたジャーナリストの河合の2名です。私たちは、これまでセミナーやサイトなどを通じて、不妊に悩むたくさんの方たちの疑問に接してきました。
浅田は、2004年に不妊治療専門クリニックを開業しましたが、現在までに浅田の診察前セミナーに参加した不妊に悩むカップルは1万4000組を超え、診察させていただいた方は1万2000組を超えます。また、インターネットで妊娠に関する質問を募ったこともありますが、そのときには約4000件の質問が集まりました。
しかし皆さんの疑問に接するとき、いつも思うのは、妊娠の仕組みについて勘違いしている人や、些末なことを気にしすぎている人がとても多いということです。
何を食べれば妊娠しやすいのか、といった生活上のことは実際には補助的な問題であって、妊娠率にまったく関係がないか、あってもささやかで補足的なことです。
ところが皆さんの気にしていることを聞いても、また、現在出ている「妊活」の記事や本を見ても、そうしたことがあまりにも多すぎるという印象があります。
そこで、妊娠しにくいと感じているカップルにいちばん知ってほしい「本当に必要な知識」を伝えられる本を作ろうと思いました。
では、妊娠しにくい人にいちばん知ってほしい知識とは何でしょうか。