自民党の議席調査「最新生データ」を入手! 参院選「落ちる議員/落ちそうな議員」

週刊現代 プロフィール

熊本を訪れた22日の午後、その足で安倍総理が向かった福島も、重点選挙区の筆頭格だ。

自民党の岩城光英氏は現役の法務大臣。しかし、調査データを見てみると、民進党現職の増子輝彦氏との差は14ポイントを超え、ますます開いている。東北ブロック選出の自民党議員が言う。

「厳しいです。皮肉なことに、地元では『岩城さんが法務大臣なのがよくない。何で復興大臣じゃないんだ』と言われています。福島県民の最大の関心事は復興とTPPですからね。

さらにまずかったのが、福島入りした森雅子(参院議員)さんの演説。『(復興)財源が必要な時期に、福島で与党の国会議員を減らすなんて考えられない』『復興に水を差す、金を捨てる、ブレーキをかけることなのです』と言ったのが、『自民候補が落ちたら、復興予算を削る』という恫喝めいて聞こえてしまい、支持者に不評だった」

新潟、長野、三重で負ける

もうひとつ、安倍総理の思うように運んでいないのが山形である。自民党新人の月野薫氏と、無所属で元参院議員の舟山康江氏(民進・社民推薦)の差は、最新の調査でやや縮まってはいるものの、依然として約12ポイントと大きく開いている。

山形は、遠藤利明五輪担当相のお膝元。月野氏は遠藤氏が連れてきた候補者だが、引退を表明している現職の重鎮・岸宏一氏が遠藤氏と折り合いが悪く、「遠藤が勝手に立てた候補者なんて応援できない」と、協力拒否を公言していた。

「6月9日に安倍総理が山形を訪れたあと、遠藤さんが岸さんに東京の料亭で正式に頭を下げて、いちおうは手打ちになった。岸さんは表向き『ようやく非を認めてもらえた』と言っていましたが、かといって、これで本気で月野さんを支援するとは思えない。

総理も岸さんには一度頭を下げていますから、一向に岸さんが腰を入れないとなると、総理の怒りはますます遠藤さんに向かうでしょうね」(自民党関係者)

データを見ると、自民党が特に苦戦を強いられているのは東北各県だが、北陸~中部・東海でも野党候補との差が徐々に開いているのが分かる。新潟や長野、三重だ。