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要注意!知っておいて損はない病気別「薬の副作用」一覧表でチェック

糖尿病、高血圧、高コレステロール、脳梗塞…
ひと目でわかる病気別「薬の副作用」一覧
これでもあなたは飲みますか――?

糖尿病
アクトスは膀胱がん、ジャヌビアは肝臓にダメージ

代表的な糖尿病薬にチアゾリジン系(代表的な薬はアクトス、ピオグリタゾン)があるが、この薬は心不全を発症・悪化させる可能性があると指摘されており、注意が必要だ。

さらには膀胱がんを発症させるというデータもあり、フランスでは回収騒ぎも起きた。

現在、糖尿病薬でもっとも売上高が高いのがジャヌビアやエクアなどのDPP-4阻害薬と呼ばれるタイプの薬だ。

だが、この薬は飲み続けると肝臓や腎臓に負担をかけ、障害を引き起こすこともある。

「糖尿病の薬は色々なタイプがありますが、共通していることはどれも非常によく『効く』こと。

これは逆にいえば血糖値を下げ過ぎて、低血糖になる恐れがあるということです。低血糖になれば脳の機能に異常が出て、めまいや動悸などが現れ、ひどい場合は命にかかわることもあるのです」(新潟大学名誉教授・岡田正彦氏)

高齢者が薬を飲み続けることによって深刻な低血糖になる事例が増えてきている。実際、今年5月、日本糖尿病学会と日本老年医学会は、高齢者の高血糖の基準を改めたほどだ。

 

「低血糖はうつ病に似た症状も引き起こします」と語るのは血液栄養診断士の佐藤智春氏。

「ある女性から『最近、夫がイライラしていて、性格が変わったようだ』という相談を受けました。精神科でうつ病の薬も処方されているという。

しかし、5時間糖負荷検査という詳細な血糖値の検査を行ったところ、その男性の場合、SU剤(スルホニル尿素剤)という糖尿病薬で急激に血糖値が下がったためアドレナリンなどのホルモンが分泌され、うつ症状やイライラを引き起こしていたことがわかったのです」

この患者はベイスンという糖の吸収を抑えるタイプの薬に切り代えることで、抗うつ剤からも解放されたという。

高齢者の場合、このような自律神経の異常は血管の収縮につながり、心筋梗塞を引き起こしたり、認知機能を低下させることもあるのでとりわけ気をつけたい。

「アマリールやダオニールなどのSU剤は血糖を下げ過ぎて、認知症が悪化してしまう患者さんもいます」(長尾クリニック院長・長尾和宏氏)

ぼけてしまってからでは遅い。やめ時が肝心だ。