「テクハラ」「カラハラ」「ブラハラ」「オワハラ」…新種のハラスメントが大量発生中!あなたはいくつご存じですか?

野崎 大輔

公的機関はスルーしているけれど…

なぜなら、これらはみな、「仕事に関する一般的な注意」の範疇だからです。いろんな情報に影響されて「これは言っちゃいけないのかな」「あれは言いすぎなのかな」と惑わされてしまう方も多いと思いますが、実はこの「情報に影響されて惑わされてしまう」という点が、ハラスメント問題に対処する際に陥りやすい落とし穴でもあります。

新語・流行語大賞の新語部門・金賞に「セクシャル・ハラスメント」(セクハラ)が選ばれた1989年から約30年。その後、出所不明の様々な新しいハラスメントがネット上などで生み出されています。

もっとも、厚生労働省が公式サイトで定義しているのは、セクハラとパワハラとモラハラくらいで、それ以外は基本的には単なる造語として公的機関からはスルーされています。

それを踏まえたうえで、ネットや雑誌などで最近よく目にするようになったハラスメントの中から、職場に関係ありそうなものをまとめてみました。中には似たような意味のものもあれば、内容が一部かぶっているものもあるようです。

医師や専門家が臨床データをもとに定義したような言葉ではまったくありませんし、どこの誰が言い出したかも定かではありません。

ただ、「こんなことまで『ハラスメントだ』と言う人がいる」という、世の中の空気は感じ取っていただけるでしょう。

セカンド・ハラスメント

セクハラやパワハラなどの被害相談をした結果、相談をまともに聞いてもらえなかったり、逆に相談した人に責任があるかのような言動をとられ、ハラスメントに関する2次的被害を受けること。

マタニティ・ハラスメント(マタハラ)

職場において妊娠・出産した人が、それが業務上支障をきたすとの理由で精神的・肉体的な嫌がらせを受けること。妊娠を理由に退社を勧められたり、出産した後で職場復帰が不当に阻まれるような状態。

スメル・ハラスメント(スメハラ)

化粧品や香水、体臭、口臭、加齢臭など、自身が発する強い匂い(スメル)で周囲の人に不快な思いをさせること。

エイジ・ハラスメント(エイハラ)

もともとは、組織内での中高年者に対する、年齢を理由にした差別や嫌がらせを指していたが、近年はそれに加えて若い世代を経験不足や未熟さなどを理由に、不当に低く評価したり、仕事を与えなかったりすることも指す。

ここまでは、まだなんとなく理解はできるかもしれません。続けてみていきましょう。どこまでついてこられますか?

カラオケ・ハラスメント(カラハラ)

本人の意思に反してカラオケを歌うことを強要したり、歌わざるを得ないように意図的に仕向けたりすること。また、本人が歌いたくない歌を無理に歌わせる行為。

エアー・ハラスメント(エアハラ)

特定の人を不特定多数の前で陥れるために、その場の雰囲気を意図的に悪くし、精神的なダメージを与えたり、それにより評価を下げようとしたりすること。単に空気が読めない「KY」の意味で使われることもある。