「超円高」「日経平均14000円」回避のために、黒田日銀が用意する「バズーカ」フルコース

発射のタイミングはいつ?
小野 展克 プロフィール

日本経済、いよいよ正念場

市場では7月の追加緩和を期待する声が強い。50%程度の確率で7月に追加緩和を実施すると分析する金融機関もある。

黒田は、国内外の政治・経済情勢を見極めつつ、追加緩和のタイミングを探っているはずだ。その際には「戦力の逐次投入」を嫌う黒田は、乾坤一擲、次回の追加緩和ではすべてのメニューをそろえ臨む可能性が大きいと考えられそうだ。

具体的には、①国債購入の上積みによるマネタリーベースの拡大②ETF(上場投資信託)の購入を上積みする一方で購入対象を地方債などに拡大③マイナス金利の拡大-だ。

この3つを組み合わせたフルコースは、デフレ脱却への賭けとなる。黒田日銀の次の一手で、危機を打開できるのか。日本経済は、いよいよ正念場を迎えることになる。