汚れた東京五輪、裏金疑惑の真相〜渦中の「キーマン」が核心を語った!

どこの国でもやっている!?
週刊現代 プロフィール

招致委員会がパパマッサタ氏の会社にカネを支払った名目は、「コンサルタント料」だったはず。これが本当にパパマッサタ氏の時計購入のために使われていたとすれば、それは明らかに裏金であり、賄賂である。

そもそも、パパマッサタ氏は、陸上競技界に蔓延していた大規模汚職に関与した疑いで、インターポール(国際刑事警察機構)から指名手配されている人物。こんな男にカネを支払うこと自体が、問題ではないのか。

本誌は疑惑の真相について聞くべく、「招致のキーマン」とも呼べる人物に直撃した。

電通元専務で、現在は五輪組織委員会理事を務める高橋治之氏(72歳)。

電通マンだった30代の頃から、世界のスポーツ機関とわたり合い、数千億円規模とも言われる放映権料の取引を最前線に立って行ってきた人物である。

JOC会長・竹田恆和氏とは、慶応大の同窓で昵懇。ディアク元委員とも極めて親しいとされるだけに、5月24日の参院文教科学委員会では、質問に立った無所属の松沢成文議員から、「(今回の裏金疑惑に)高橋氏が深く関与した」、「理事を降りていただく」と名指しで批判された。

「僕は激高している」

以下、高橋氏と本誌のやり取りである。

—東京五輪招致を巡る資金提供疑惑について、あなたの名前があがっている。

「あれは五輪招致委員会が払ったものであって、僕はまったく関係ありません」

—では、なぜ名前が出たのか。

「松沢とかいう議員が、唐突に僕の名前を出したんですよ。『高橋が関与しているんじゃないですか』、なんて言って。僕を呼び捨てにして。刑事被告人でもないのに呼び捨てって、言語道断ですよ。しかも、若輩者の慶応とも呼べない奴がそういうこと言うなんて、とんでもないですよ(注・松沢議員は慶応大卒)。僕は激高している。頭にきている。何の根拠もないのに、あいつはそんなこと言っているんですよ」