参院選、衝撃の「全議席当落予想」と見所ぜんぶ教えます【一覧表付き】

東京選挙区トップは蓮舫、自民は沖縄を捨てた…?
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当初は全国32の1人区のうち、25選挙区ほどで成立するとみられていた民進・共産などの野党統一候補擁立は、予想を超えて全32選挙区で実現した。中には、野党候補が自民党候補を脅かすところも出てきている。

「長野では元TBSキャスターの杉尾秀哉(民進党)が善戦しています。彼は兵庫の出身ですが、もともと知名度はきわめて高いですし、記者時代に長野が地盤の羽田孜元総理の番記者だった関係で、地元組織もしっかりしている。千葉では猪口邦子と新人の弁護士(元榮太一郎氏)が自民党同士で票を食い合ってしまう懸念があり、調整が難航しています」(前出と別の自民党中堅議員)

一方、紆余曲折を経て全国比例から神奈川選挙区に鞍替えが成った三原じゅん子は、早くも「安泰」との見方が大勢だ。

「国会議員は同じく神奈川から無所属・自民推薦で出る中西(健治)さんの応援に付いているので、三原さん本人は『どうして私には応援がいないの?』と少し不安がっていますが、県連はちゃんとついているし、マジメに街頭に立つ姿も評判なので、大丈夫でしょう」(同・自民党中堅議員)

比例区でも、注目候補が出馬を決めている。

一昨年に「8億円の借入金問題」が明るみに出て以降、みんなの党の崩壊、衆院選落選、妻との不和など、いいことのなかった渡辺喜美氏。おおさか維新の会から出馬を表明して、すっかり「政界復帰」したつもりでいるようだが、そうは問屋が卸さない。全国紙政治部デスクが解説する。

「『おおさか維新は、やっぱり橋下徹(前大阪市長)がいないとどうにもならない』『少しでも有名人が必要だ』と、松井一郎(党代表)氏も気づいた。しかも維新内部では、下地幹郎政調会長が選挙に乗じて勢力拡大を図っている。下地氏が、喜美氏や田中康夫氏を引っ張ってきたわけです。

当初は喜美氏を東京選挙区で出すということでしたが、彼は地元の栃木では地盤があっても、東京ではおぼつかない。そこで2人目の有名人として、田中氏を誘った。要するに、維新の幹部も『喜美氏一人では票が取れない』と見ている」

もう一人、動静が注目されるのが「ヤワラちゃん」こと谷亮子氏。彼女は生活の党所属だが、同党代表の小沢一郎氏が「野党統一名簿構想」を諦めていないために、いまだにどの党から出馬できるか分かっていない。

「宙ぶらりんの『最後の大物』です。本人も『名簿ができれば……』と言っていますが、民進党が参加を渋って事実上頓挫してしまった。自民党が一度は入党を誘ったものの、橋本聖子(参院議員、元スピードスケート選手)さんが彼女をライバル視して、移籍話を潰したらしい」(元生活の党議員)

比例ではその他、前述した小林節氏の政治団体「国民怒りの声」から、俳優の宝田明氏の出馬も囁かれている。