霞が関の主要官庁「6月トップ人事」をスッパ抜く
〜財務省は官邸にひれ伏した…

「嵐」櫻井クンのパパも退任へ
週刊現代 プロフィール

国土交通省の次官ポストは、旧運輸省と旧建設省技官と事務官の三者で1年ごとに回すのが慣例となっている。現在の徳山日出男次官('79年建設省)は技官出身で、後任は西脇隆俊国土交通審議官('79年建設省)が就任する見込みだ。

「西脇氏は京都出身で、まさに『京都の商人』のような人物。政治家ともまんべんなく付き合って、敵は作らない。ゴルフとランニングが趣味で、『肌も腹も黒い』と評判です。その次は武藤浩国交審議官('79年運輸省)につなぐのが既定路線」(全国紙国交省担当記者)

国交省の旧運輸省系の官僚が虎視眈々と狙っているのが、海上保安庁長官のポストだ。

「海上保安庁の佐藤雄二長官('73年)は同庁が始まって以来初となる現場生え抜きのトップ。それまでは旧運輸省から出向してくるキャリア官僚の『指定席』とされてきたのですが、安倍総理の意向で抜擢されました。

とはいえ、就任してもう3年。旧運輸省にしてみれば、そろそろ奪い返したい。そこで、同庁の花角英世次長('82年運輸省)をトップに据えようと画策しています。花角氏は二階俊博総務会長が運輸大臣だったときの秘書官。官邸に物を言える二階氏の存在を背景に、花角氏で勝負をかけるというわけです」(同前)

官僚のドンの去就に注目

国防を担う防衛省の人事では、黒江哲郎次官('81年防衛庁)が留任し、2年目に突入することが決定的だ。焦点となるのは、勇退が見込まれる三村亨防衛審議官('79年大蔵省)と渡辺秀明防衛装備庁長官('79年防衛庁)の後任人事と、それに連動する局長級の異動である。

「順当に行けば、真部朗整備計画局長と豊田硬官房長(いずれも'82年防衛庁)が昇格します。過去の経歴から真部氏が防衛審議官、豊田氏が防衛装備庁長官との見方が強い。前田哲防衛政策局長('83年同)は留任して、深山延暁人事教育局長(同)が豊田氏の後任の官房長に異動する見通し。来秋にも想定される『ポスト黒江』は、この4人から決まりそうです」(防衛省中堅幹部)

霞が関が最も注目するのは、杉田和博内閣官房副長官('66年警察庁)の後任人事だ。官邸の人事のため、交代するとしても参院選後、内閣改造時と見られている。