福山雅治邸侵入は氷山の一角
高級マンション「薄給コンシェルジュ」の闇

週刊現代 プロフィール

一方で、共用部の掃除や電球交換といったメンテナンスもせねばならず、重労働。しかも、正社員でも年収は400万円に届けばいいほうですし、契約社員やパートは時給1000~1400円ほど。居住者は年収1000万円超という雲の上の生活ですから、当然ストレスも溜まりやすい」(都内マンションの元コンシェルジュ)

必要とされる資質と過剰な業務量に見合わない薄給と、高級マンション建設ラッシュによる需要の増大で、コンシェルジュは常に人手不足。手当たり次第に求人すれば、どんな人間が雇われるか分からない。福山邸の事件が氷山の一角となる可能性は高い。

「今回の事件は住居侵入罪が適用されますが、被害者が芸能人ということで大事にせず、寛大な処置を望むようなら、不起訴処分も考えられる。福山さんは何も盗られておらず、民事でも慰謝料は高額にはならないでしょう。せいぜい数十万円といったところでしょうか」(不動産問題に詳しいアイシア法律事務所の坂尾陽弁護士)

一方、管理会社が苦境に立たされる事は必至だ。

「他の住民が『不安になった』と慰謝料を請求してくる可能性もありますし、社員教育がなっていないということで、企業イメージの低下は免れない」(前出・櫻井氏)

この事件、単なる福山ファンの暴走では終わらなそうだ。

「週刊現代」2016年6月11日号より