前代未聞!セコム会長・社長「異常な解任劇」の一部始終

業績は絶好調なのに…
週刊現代 プロフィール

「社外取締役がその絶大な権限に見合うほどに適切な判断力を持ち合わせているとは限らない。そのため、日本を代表するような大企業でおかしなトップ人事が起きやすくなっている。時には会社に絶対的な影響力を持つ創業家、あるいは声の大きい投資家などの判断に引きずられる形で、社外取締役が権力を行使してしまうことも起こり得るわけです」(元カルビー社長の中田康雄氏)

ではセコムの社外取締役は今回の人事でどのような「役割」を果たしたのか。セコム社外取締役で、次期ファミリーマート社長に内定している澤田貴司氏に自宅前で訊いた。

—今回の人事は不透明感がある。

「透明でしょう。透明ピカピカ」

—非開示になっている指名報酬委員会のメンバーを教えて欲しい。

「いやいや」

—今回の人事に創業者の飯田氏の意向は反映されているのか。

「そんなことは絶対にない。仮に、創業者が言っているからそれに従うということを僕がやったとして、それが会社にとってマイナスになれば、僕が善管注意義務を怠ったことになるじゃないですか。創業者の意志を通すために僕が動いていることは絶対にない。会社のために良かれと思って動いて、こういう結果になったということです」

と、創業者の関与について話が及ぶと、頑なに否定するのであった。

誰が決めたのかわからないような人事は、誰も責任をとらなくていい人事。同じことが繰り返されてもおかしくはない。

「週刊現代」2016年6月4日号より

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