小保方さんが受けた、瀬戸内寂聴「魂の救済」まだ明らかにできない事

「あの日」から2年。STAP問題の真実は?
週刊現代 プロフィール

では、当の若山氏はどう答えるのか。小保方さんが説明責任を果たした以上、若山氏が反論しなければ、小保方さんの言い分を認めることになるのではないか。

本誌は山梨大学生命環境学部生命工学科の「若山研究室」に改めて何度も取材を申し込んだ。ところが、学生と思われる人物が「会議中」ないし「不在」と繰り返すばかりで、若山氏が取材に応じることはなかった。

小保方さんは2年前の会見でも、手記でも一貫して、細胞に刺激を与えると万能性を獲得する「STAP現象」は存在すると主張している。

 

今年に入って小保方さん自身が開設したHPでは、STAP細胞の作成手順を英文で公開し、今もなお海外では実際にSTAP細胞の再現について実験が行われている。

そんな中、ドイツの名門、ハイデルベルク大学が、小保方さんたちが行った実験とは異なる方法ではあるが、免疫細胞の一種に刺激を与えるとSTAP現象が確認されたと発表した。

そのことは小保方さんも把握し、研究がすべて闇に葬り去られたわけではないことに安堵の気持ちを覚えているという。

小保方さんの恩師で、米ハーバード大学名誉教授のチャールズ・バカンティ氏も、米高級誌『ニューヨーカー』の取材にこう答えている。

「私は、STAP細胞は正しい、確かに存在すると100%信じたまま墓場に行くつもりだ」

やはり、STAP細胞は存在するのではないか。小保方さんは悪意のあるメディアが報じたような「捏造の科学者」ではないのではないか。

しかし、今も彼女は大バッシングから立ち直ることができず、ようやく回復の道を少しずつ歩み始めたところだ。その第一歩が『あの日』の執筆であり、寂聴氏との対談だったというわけだ。