小保方さんが受けた、瀬戸内寂聴「魂の救済」まだ明らかにできない事

「あの日」から2年。STAP問題の真実は?
週刊現代 プロフィール

「捏造の科学者」と呼ばれて

小保方さんが慕った笹井氏については、まだ死のショックが大きく、『あの日』では詳しく書けなかったと明かす。

一方の若山氏からは『あの日』の発売以後、これまで小保方さんの言い分に対して何の反応もないのだという。

 

寂聴氏が励まし、小保方さんが再起へ向けて前向きに語り、二人の対談は終わっている。

「今後、キーマンとなるのは、若山氏でしょう。

小保方氏は若山氏から『これまで見た中で最も優秀なポスドク(博士研究員)』と何度も言われ、また、若山氏が理化学研究所から山梨大学に移る際には、助教として一緒に移るよう、熱心に誘われたそうです。

ところが、STAP論文に疑義が持ち上がると、若山氏は小保方氏と立場を異にし、彼女たちにだけ非があるように振る舞った。なぜ若山氏が別人のように変わってしまったのか、小保方氏は今も恨みを抱いているはず。小保方氏がどういう形で再起するにせよ、若山氏との対決は、避けては通れないはずです」(理研関係者)

騒動を受けて理研は調査を行い、STAP細胞から作られた「キメラマウス」は、ES細胞から作成されたものだと結論づけた。ただし、誰がES細胞を混入させたかについて、調査委員会は結論を出していない。

メディアは小保方さんが混入した犯人かのように報じ、彼女一人の責任ばかりが問題視されたのは周知の通りだ。

小保方さんは手記の中で、理研による調査の方法が彼女にとって威圧的であったと訴えるとともに、本当の「混入犯」は、若山氏ではないかとも示唆している。