間違いだらけの「健康常識」〜早寝早起き、運動、半身浴、粗食…

60すぎたら寿命を縮めることもある
週刊現代 プロフィール

「半身だけお湯に浸かったほうが身体が温まる、などと言いますが、これはまったくのウソです。血行について考えても、全身浴なら水圧で全身の血管が圧迫され、心臓に戻る血液の量が増えることで、自然と血流がよくなります。しかし半身浴ではその効果も半減します。

熱めのお湯で半身浴をするより、ぬるま湯にゆっくり、全身で浸かるほうが断然、健康にはいいでしょう」

「長寿には粗食が一番」とした健康法も多く流布している。そうした健康法では一汁一菜、肉や脂は極力避けるなどと「ヘルシー」と称される献立が推奨される。だが前出の川嶋医師はこう話す。

「肉や脂肪分を極端に避けることが健康につながるというのは、大間違いなのです。一般的に、肉や脂肪を食べることで心配されるのはコレステロールの増加です。

しかし実は、血中のコレステロール値が高いほうが、肺炎やがんになりにくく、むしろコレステロール値が低い人のほうが、死亡率が高いことが統計から分かってきたのです」

もちろん、あまりの暴飲暴食は胃や腸を疲弊させるが、肉も魚も思うさま食べてよいのだ。

あなたが健康のためにと心がけていることは、実は大きな間違いかもしれない。本当に健康な生活を目指すためには、常に新しい情報に接して、自分の習慣を見直すことが大切だろう。

「週刊現代」2016年5月28日号より