本人が続々登場!あの「昭和の大女優たち」のいま

島田陽子、十朱幸代、栗原小巻、京マチ子…
週刊現代 プロフィール

「高橋伴明監督のもと、私は福永さんの母親役を演じました。福永さんから『私のような懲役を受けた人間の映画に出演されて、島田さんは大丈夫なんですか?』と心配されましたが、私は『女優は演じるのが仕事ですから、そんなことは関係ありません』と答えました。私は現実に起きた事件を再度世に問うために、この作品に参加したんですから」(島田)

島田はテレビドラマ版『おさな妻』('70年)でデビュー。'74年『われら青春!』(主演・中村雅俊)でヒロインの女教師を演じ、「清純派女優」として一躍人気女優となった。

順風満帆に思えた女優人生だったが、思わぬ「落とし穴」が待ち受けていた。不倫騒動を起こし、一時芸能界から姿を消すことに。

辛い経験こそ財産

その後復帰するも、近年は映画などから遠ざかっていたのは同居する母が脳梗塞で倒れ、療養のため長野県軽井沢で介護生活をしていたからだという。

「母は脳梗塞で2度、倒れました。幸い症状が軽かったため、3年ほど前からは母を連れて一緒に東京に戻りました。近くに妹が住んでいるので、二人で母の介護を助け合いながら、仕事をしています。

若い頃は辛いこともありましたが、後悔はしていません。女優というのは色んな役を演じるので、いい経験ばかりじゃだめなんです。いい経験よりも大変なこと、辛いことのほうが女優として身になる。だから今までの経験はすべて財産だと思っています」(島田)

高視聴率女優の代名詞とされ、『白い滑走路』('74年・TBS)『花の生涯』(同年・日本テレビ)など、主演ドラマは枚挙にいとまがなかった山本陽子(74歳)。清楚なヒロインから主婦、悪女までどんな役を演じてもとにかく美しかった。

今はどこで何をしているのか。事務所の担当マネージャーが言う。

「現在、山本は舞台を中心に活動しています。4月上旬から約1ヵ月、大阪で舞台に出演しておりました。有吉佐和子の小説『三婆』を元に、石井ふく子さんが演出を務めた『平成の三婆』という舞台でした。水谷八重子さんら大女優との共演で、評判も上々。高齢にもかかわらず、ハードな毎日を送っていますよ。

まだ現段階では決まっていませんが、今年の夏場はテレビなど、舞台以外のお仕事を中心に活動する予定ですので、往年のファンの方にも元気な姿を見せることができると思います」

この山本の『平成の三婆』にはあの大女優、浅丘ルリ子(75歳)も出演している。最近は、テレビや映画でその姿を見かけることは減ったが、舞台やコンサート活動に力を入れているという。

一昨年にはかつての日活黄金時代をコンビで支え、恋人関係の時期もあった小林旭と共演コンサートを行い、ファンを驚かせた。

「全国ツアーを行うほど盛況で、小林さんのことを『一番近い大事なお兄様』と話していました。小林さんも『あうんの呼吸でできる』と、年を経ても息の合ったところを見せていた。

浅丘は3年前、初の自伝『女優浅丘ルリ子咲きつづける』を出版。その小林との恋愛話や石坂浩二との結婚、離婚話を赤裸々にメディアで明かしました。その潔さが女優らしいというか、家庭に納まる人ではないんでしょうね。彼女は、これからも女優であり続けるんだと思います」(事務所関係者)