金正恩の唯一の友人が明かす平壌「極秘会談3時間」の一部始終 「私は戦争などする気はないのだ」

スクープインタビュー
週刊現代 プロフィール

私は高麗ホテル25階に準備された部屋に向かい、40分かけて入念に風呂に入りました。私は着ていた背広とワイシャツ3着しか持参していませんでした。

金正恩最高司令官と面会する時には、その前に、幹部専用の烽火〔ボンホア〕診療所へ行って、血液検査を始め、精密な身体検査を受けねばなりません。私は今回、最高司令官の「旧い友人」ということで、特別免除されたのでした。

1時間ほどして再び迎えの車が来て、私は懐かしい「金正恩官邸」に向かいました。前回は「8番宴会場」で会食しましたが、今回は「72番宴会場」で、午後4時半から7時半まで、3時間に及びました。私はそこで、約4年ぶりに金正恩最高司令官と再会を果たしたのです。

正恩の妹・与正も同席

「今回は急だったもので、みやげも持たず、すみません」

「分かっている。ご苦労。よく帰ってきた」

このような挨拶を交わしながら、最高司令官は前回と同様、力強く私の手を握り、続いて私を抱擁しました。私は感極まって、涙がこぼれてきました。

日本では「130kgの肥満体」などと揶揄されていますが、抱擁した際に私の両手が彼の腰の後ろで組めましたし、4年前と同様の体型に見えました。

続いて、やはり懐かしい妹の与正〔ヨジョン〕とも握手しました。中央党の制服に、フレアスカート姿でした。

「与正は、党宣伝煽動部の副部長に昇進したんだ」

最高司令官がこう説明してくれたので、

「副部長昇進おめでとうございます」

と言ったら、与正はややはにかんで「ありがとう」と答えました。日本や韓国では、28歳になった与正は崔竜海〔チェリョンへ〕書記の次男と結婚したとか、出産したとかいう説が流れていますが、まだ独身と聞きました。