2016.05.11
# 大金持ち

発表! ニッポンの「ウラ大金持ち」100人 これが2016年版「高額納税者」番付だ

ぜんぶ実名! 収入から金銭哲学まで
週刊現代 プロフィール

元谷氏が続ける。

「カネを儲けたいとか、会社の売り上げを伸ばしたいという理由で事業をしているわけではないんです。売り上げの最大化を求める企業は、いずれ破綻します。結果として売り上げが大きくなればいいとは思いますけど、私はそれを目標にして動いてはいない。

座右の銘は『仕事を遊びに遊びを仕事に』で、事業を通じて創造の歓びを楽しんでいます。考えてもみてください。地球の一角に、30年も50年も残るものを創り、それが人生の負担にはならず、収益につながっているんですよ。それは、とても心地よいことです」

おカネ儲けを目的にせずに成功した実業家は多い。飲食店やダーツバーなど、多業態の店舗を多数展開するダイヤモンドダイニング社長の松村厚久氏(ランキング95位)はこう語る。

「個人資産は会社の持ち株くらいしかありません。使うとすれば、洋服くらいですかね。好きな服が買えて、人が喜んでくれることができれば、おカネはそれほど欲しいとは思いません。『ZARA』のようなファストファッションから有名ブランドまで、オシャレな服は好んで着ます。数年前までは太っていたので服装にまったく気を使わなかったのですが、ダイエットをして痩せたので最近はオシャレをするのが楽しくなりました。

ただ、私は今、若年性パーキンソン病を患っているので、近い将来、iPS細胞を使って治せるようになるのを心待ちにしています」

「海外逃税」は許されるか

そんな松村氏の目標は、売上高1000億円、「外食産業のグーグル」になることだという。

「グーグルは次々と技術革新をしながら、増収増益を続けています。そんな形で当社も成長を目指しています。これまで飲食とアミューズメント業が中心でしたが、たとえば一昨年からはウェディング事業にも進出し、業容を拡大しています。

事業を拡大しても、外食産業を中心に、上場企業としてコンプライアンスを守って、税金もきちんと納めて、堂々と『真ん中』を歩き続ける会社でありたいですね」

「真ん中」と松村氏が強調するのは理由がある。彼ら新しい大金持ちの中には、かつてのエスタブリッシュメントと異なり、賞賛と同じくらい、またはそれ以上の批判を浴びる人もいる。

批判の理由となるのは、折しも「パナマ文書」で世界的な関心を集めている「過度な節税」による蓄財だ。

国内の事業で稼ぎ出した富を税率の低い国に持ち出し、本来、自国で納めるべき税金を納めない——。それが合法な手段であったとしても、国内で納税している一般人にとっては、著しく「不誠実」な行為に映る。

SPONSORED