ポルノグラフィティのギタリストはなぜ「サロン・ド・シマジ」にやってきたのか?

島地勝彦×新藤晴一【第1回】
島地 勝彦 プロフィール

ヒノ 新藤さんは葉巻に凝ってらっしゃるんですよね。

新藤 はい、最近。凝っているというより去年くらいから興味を持ちだしまして、葉巻に関する本を読んでいると必ずシマジ先生に突き当たるんです。

シマジ 先生はやめてください。「シマジ先生」といわれると死んだオヤジのことを思い出すんです。オヤジは学校の先生をしていましたから。

新藤 でもシマジさんはぼくの葉巻の先生ですから。それで是非お会い出来ないかと思って、自分のラジオ番組のゲストにお呼びしたんです。

ヒノ 葉巻が縁の師弟関係ですか。

新藤 葉巻のことを調べていると必ずシマジ先生に辿り着くんです。この前はラジオ番組をこの部屋で収録させていただきました。そのときも美味しい葉巻とシングルモルトをいただきました。

ヒノ わたしも「そろそろパイプをはじめようかな」とつぶやいたら、「じゃあ、そこにあるダンヒルを1本あげるから今日からはじめろ」といわれまして。いま自宅でたまに吸っていますが、これがけっこう難しくて、すぐ火が消えてしまうんですよね。

新藤 葉巻と同じですね。ぼくもはじめのうちは、着火して最後まで火を消さないで吸い切るのは至難の技でした。

ヒノ 新藤さん、みてください。ここにはヒュミドールが8個も並んでいるんですよ。シマジさんに原稿料を支払うと、たちまち葉巻とシングルモルトに姿を変えてしまうんです。

シマジ わたしの一日は、古老が庭の盆栽を手入れするように、ヒュミドールの葉巻の状態をみては精製水を加水することからはじまるんです。では、新藤さん、今日はこれから吸ってください。ポール・ララナーガというマイナーなハバナシガーです。

新藤 ポール・ララナーガですか。はじめて聞きました。

<ピンポーン>

シマジ タッチャンだろう。ヒノ、玄関のオートロックを開けてあげて。ところで、新藤さんは立木さんに撮られるのははじめてではないんでしょう?

新藤 いえいえ、お会いするのもはじめてです。お名前はもちろん存じ上げておりますが。

シマジ タッチャンはカッコイイ男ですよ。もう78歳ですけど、まったくの年齢不詳です。

新藤 大御所ですよね。