丸山ゴンザレス、メキシコ麻薬地帯に突撃! 激変するドラッグビジネスの最前線でいま何が?

『クレイジージャーニー』裏日記⑥
丸山 ゴンザレス プロフィール

世界の動きから目を逸らすな

マリファナの合法化が全面的に良い方向にいくとは思わない。「ドラッグビジネス」がこの世界の未来にもたらすものは、安定なのか崩壊なのか、それもいまだに断言することはできない。

ただし、アメリカが動けば世界が動く。それは紛れもない事実だ。

アメリカで医療用にマリファナが合法化されるということであれば、密接な関係にある日本の製薬業界とて、それに無関係でいられるという保証もない。すでにカナダも2017年に合法化に舵をとることを発表しており、北アメリカがマリファナの巨大市場となることは疑いようもない。

巨大市場が誕生することで、ある日突然「大麻成分が入っています」と表示された商品が世界中のスーパーマーケットに並ばないとも言い切れない。それが現実なのである。

日本ではドラッグについての「タブー意識」が強い。マリファナ合法化論議でも、効果や副作用といった個人使用の問題点ばかりがフォーカスされるばかりだ。アメリカをはじめとした国々が合法化に進んでいる現実から、目を背けているだけのように思えてしまう。

世界が新たな動きをみせるなかで、日本だけが無関係でいられるはずもない。その行方を見極めるためにも、メキシコやアメリカで起きていることを遠い国の出来事として切り捨ててしまうことなく、見続けていくべきだと思うのだ。