「日経平均」って何ですか? いまさら聞けない「経済のキホン」はこの漫画で学べ!

三田 紀房

やるか、やらないか、ただそれだけ

『インベスターZ』は、中学生と高校生が3000億円の資産を運用して学校の経営資金を稼ぐという「異色の投資マンガ」。主人公は中学1年生で、投資を通してイチから経済の仕組みを学んでいきます。

たとえば1巻では、主人公が「そもそもお金って、いつの時代に誰が作ったんでしょうね」と言い、投資部の先輩からお金の成り立ちについて学ぶ。

そのシーンでは、お金の概念が生まれた4500年前にさかのぼり、ローマ帝国の通貨政策、大航海時代に作られた人類史上初の世界通貨など、次々と興味深い史実が展開されます。前述の円高・円安クイズの正解は「円安」ですが、これもマンガの中で、主人公がFX投資に挑戦する場面で出てきます。

実はこのレベルのことを、一般的な大人も知りたいと思っている。でも今さら人には聞けないし、経済の専門書を買っても読むのはしんどい。通勤時間帯に電車に乗って周りを見渡すと、会社員でビジネス書を読んでいる人ってほとんどいないですね。大体がスマートフォンでゲームをしているか、寝ているかです(笑)。

仕事で疲れている会社員に分厚い本を読めというのは酷ですが、マンガならストーリーを楽しみながら、経済の基礎知識と日本経済がたどってきた歴史をざっと知ることができます。

さらに『インベスターZ』には、マンガの中にホリエモンこと堀江貴文さんやDMM会長の亀山敬司さん、麻生太郎の甥っ子で麻生グループトップの麻生巌さんらそうそうたる実業家が実名で登場し、経営哲学を語ります。取材した話を基にストレートに描いているので、読むと「成功者とふつうの人間とは何が違うのか」を学べます。

例えば堀江さんの回では、「成功って実はものすごく簡単。やればいいだけのこと」「美人の隣に座れるのは、美人に告白した男だけだ」などといった名言がバンバン飛び出し、彼の思考の本質がわかります。

亀山さんや麻生さんはふだんめったにメディアに出ないですが、「マンガならば」ということで描かせてもらいました。これらの回は、読んだ後に行動パターンが変わるくらい、学べることが多いと自信を持っています。