号泣議員だけじゃない!
地方議員の「税金ドロボー」っぷりがまだまだヒドイ

ワカメを大量購入、わが子に絵本…
佐々木 信夫

市民オンブスマンが公表している政活費の不正を見ると、ワカメを大量購入して事務用品代として請求したり、自分の子供のために絵本を購入して、もっともらしい題名の書籍代として請求したり(ちなみに買った絵本の題名は『どっちがへん』だという)、ブラックユーモアの世界だ。

「1」を「9」にしたり、「3」を「8」に変えたり、1万いくらの左に1を書いて、11万いくらの支出にしたり、領収書の偽造など、いくらでもある。しかもその偽造の仕方があまりにもずさんで、すぐばれる代物。

いかに、チェック機能が働いてこなかったかが透けて見えるのである。

最近は国会議員にも波及し、年間ガソリン代の不正支出疑惑など、政治資金に関する問題は次々明らかになっている。

政務活動費の報告はここ2年分しかないが、さすがに住民の監視が強まったせいか、2014年度分の都道府県の政務活動費120億5422万円のうち、9.3%の11億1807万円が返還されたという。不適正支出分と未使用分の合計額だが、厳しい監視の目の中、その変換率は年々上がる傾向にあるという(朝日新聞、2016年2月19日)。

政務活動費って何だ

そもそも、これは何が問題なのか。カネの使い方ではあるが、そのどこが問題なのか。政務活動費は、地方議会やその議員の政策調査研究等のために支給される費用で、もともと政務調査費と呼んでいたものが2012年の地方自治法改正で現在の呼称に変わったもの。

まず政務活動費が、どれぐらい支給されているか概観しよう。