五輪バド金候補の闇カジノ賭博事件、謝罪会見で2人が隠した「真実」

組長の隣で何度もプレイ
週刊現代 プロフィール

病的なギャンブル依存症

週刊現代は3月下旬に「桃田と田児の闇カジノ通い」の情報をキャッチし、独自に取材を進めてきた。

「P」の店長だったA氏は本誌にこう証言している。

「2014年12月頃、田児はウチの店に一緒に飲んでいた友人を連れてやってきました。その1週間後くらいに田児が桃田を連れてきた。ほかにも田児は後輩らしきジャージ姿のバトミントン選手を何人か連れてきました。

田児は病的なギャンブル依存症でした。1日に3回も来店するんです。飲み会の前に軽く寄って、飲み会帰りにまたやってくる。明け方まで打って帰ったと思ったら、また3時間くらいして戻ってくることもありました。

最終的には田児は1000万円以上、桃田も数百万円は負けたと思います」

この証言などをもとに、週刊現代は4月5日に、国際試合のためマレーシアに滞在中の桃田に電話取材を試みた。だが、桃田は記者が名乗ると電話を切り、その後何度電話しても出ることはなかった。

翌6日、本誌は日本バドミントン協会ならびにNTT東日本に質問状を送付。7日に同社は桃田と田児の違法賭博の事実を公表し、冒頭の謝罪会見が開催されたのである。

スポーツ紙記者が語る。

「今回目立ったのは、NTT東日本と日本バトミントン協会の対応の差です。両選手ともマレーシアで国際試合に参加中でしたが、NTT東日本はすぐさま現地で聴取を開始。本人たちが認めるとすぐに、試合日程をすべてキャンセルして、成田に早朝に到着する便で二人を帰国させました。その翌日に記者会見をしたのです。

一方、バトミントン協会は対応をNTT東日本に任せきり。問題発覚から4日も経過した4月10日になってようやく緊急理事会を開く遅さです。日本人初となる五輪でのバドミントン金メダル獲得のかかった桃田を、なかなか諦められなかったのかもしれません」

たしかにNTT東日本の対応は早かった。だが、2人は身内の調査に答えたにすぎず、すべてを正直に語ったかどうかは疑問が残る。事実、複数の関係者が「2人は真実を語っていない」と証言するのだ。