女子中学生監禁事件「アイツは『彼女がいる』と言っていた」

ゼミの親友が明かす容疑者の素顔
週刊現代 プロフィール

あの白い軽自動車でドライブ

寺内が'14年3月から今年2月まで少女を監禁していたのは、千葉市内にある、築30年超のアパート。外壁は何度も塗り直されており、むきだしの配管も錆びて朽ちている。間取りは2Kで、家賃は約3万円。古さゆえだろうか、大学から至近にもかかわらず、住人は留学生がほとんどで、空室も目立つ。

二人が暮らしていた部屋に実際に足を踏み入れた関係者が言う。

「部屋に入った瞬間、カビ臭い匂いが鼻を突きました。洗面所や風呂も薄汚れていて、こんな状態のところに閉じ込められていたなんて、年頃の女の子にはなおさら辛かっただろうと思いました。壁も薄く、少しでも物音を立てれば隣の部屋には筒抜けになる」

だが、すぐとなりの部屋に住む留学生の男性は、悲鳴や物音を聞いたことはなく、被害少女の存在にまったく気がつかなかったという。住人の多くは寺内と面識さえなかった。

この、寺内のアパートについても、Aさんから重要な証言を聞くことができた。

「自宅の場所も知っていましたが、まさかあんな学校の目の前のアパートで、監禁生活を送っていたなんて。寺内を間近で見ていても、中学生を自宅に閉じ込めているような様子は、微塵も感じられませんでした。

部屋に監視カメラを置いているのではないかという報道もあったけど、ゼミの合宿中も、過剰にパソコンやスマホを気にしている様子はなく、やや無理があるように感じます」

しかし、Aさんでさえも、寺内の家に実際に足を踏み入れたことは一度もなかった。

「みんな学生でカネもないので、宅飲みすることも多く、『寺内の家で飲もう』という話にもなりました。別段、彼がそれを拒んだり、慌てたりという様子を見せることはなかった。でも、なぜかいつも流れてしまい、不思議と実現することはありませんでした」

また、Aさんは、寺内が被害少女を連れ去るのに利用したとみられる、白の軽自動車にも乗ったことがある。

「彼は旅行好きで、いつも彼のほうから『ドライブに行かない?』と誘ってきました。行き先は、関東近郊の、日帰りで行ける場所が多かった。車内はきれいに整理されていて、彼の運転はとても上手でした」