がんの名医が選ぶ「私が診てもらいたいがんの名医」50人

【保存版リスト】がんになったらここに行け!
週刊現代 プロフィール

人間として信頼できる医者

大腸がんは日本人の罹患数(男女合計)が最も多いメジャーながんだ。都立駒込病院名誉院長で、5000症例以上の手術を行ってきた森武生氏は、どのような医師を薦めるのか。

「常にバランスのとれた手術ができる医師がいい。一ヵ所だけの切除に集中するとか、進行がんなのに周囲を見ていないといった医師は失格です。

その上で、誰を選ぶかといえば、やはり人柄も含めて自分がよく知っている医師がいい。例えば東京医科歯科大学の安野正道准教授。安野先生は実家がお寺の方で、患者さんのことをまず第一に考えられる医師。こういう人は頼りがいがありますね」

がんの中でもとりわけ治療が難しいと言われているのが膵臓がんだ。肝胆膵がん治療の第一人者として定評のあるがん研有明病院の齋浦明夫氏が語る。

「膵臓がんは非常に見つけにくいがんなんです。先月までバリバリと働いていた人が、健康診断で見つかるというケースが多い」

膵臓がんはこの15年のあいだに1・5倍に増え、罹患者は年間3万人を超えている。膵臓がんの治療を始めた患者の5年生存率は、全国平均で5%(手術のできる患者、できない患者を合わせた数字)。手術した場合でも、5年生存率は20~30%と極めて低い。